【ONE90】3月31日、日本大会の第一弾カード発表。トリプル世界戦+DJ&アルバレス揃い踏みッ!!!
【写真】MMAファンにとっては──ジャパン・ローカライズでない、ONEの最高ラインナップが並んだ(C)ONE Championship & MMAPLANET
20日(木・現地時間)、ONE Championshipが来年3月31日(日)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるONE90「A New Era」の対戦カード第一弾を発表した。
エドゥアルド・フォラヤン×青木真也のONE世界ライト級選手権試合を筆頭に世界戦が3試合、さらにエディ・アルバレスとデメトリウス・ジョンソンの揃い踏み。まさにONE史上最高のカードが出揃うことになりそうだ。いち早く出場が決まった日本人選手の意気込みとともに決定ラインナップを紹介したい。
正式発表から4カ月、ついにONE初の日本大会のラインナップの第一弾が明らかとなった。それはONE Championship、そしてチャトリ・シットヨートン代表の日本の格闘技再興への想いが本気であることが伝わって来る豪華カードとなっている。
青木真也「やれんのかって言われたらやるしかないでしょう」
まず青木が2年前の11月にベルトを失った相手フォラヤンにリベンジを賭け、ONE世界ライト級王座に挑戦する。青木の2018年は3連勝、特に10月のエヴ・ティン戦は彼がMMAの戦いで何をすべきか、そこが全て詰まっていた一戦だった。
その「青木のすべきMMA」を跳ね返す。この一点において、ONEライト級戦線で最も秀でているのが王者フォラヤンといっても過言でない。青木にとって厳しいリアルの詰まった世界挑戦となるだろう。
長谷川賢「今回、このような豪華なカードの1つに名前を並ばせてもらって光栄です。長谷川✖ンサンIIは日本に舞台を移しても、もう一度インド映画のような試合になり、2部作目の今回は僕が勝つシナリオです」
続いて8月の会見で公約となっていた長谷川賢の出場もアナウンスされた。長谷川は6月に年間ベストバウト受賞の激闘の末敗れた──ONE世界二冠オンラ・ンサンの持つミドル級王座に再挑戦することになる。
バチバチの打ち合いになった前回の試合で東南アジアでの知名度は飛躍的に上昇しているが、今回は名より実──勝利&タイトル奪取が絶対に必要だ。
さらには日本初登場のアンジェラ・リーがONE世界女子ストロー級王座シィォン・ヂィンナンにチェレンジすることも決定、世界戦3試合が組まれることに。アンジェラのヂィンナンへの挑戦は、11月のシンガポール大会のメインでマッチアップされていたが負傷でキャンセルされた一戦だ。
アンジェラ×ヂィンナンはシンガポール、そしてンサン×長谷川はミャンマーにおいては、一本立てで同地のイベントを引っ張ることができるカードといえる。特にシンガポールでは2月22日に、ヤンゴンでは3月8日に大会が開かれるなかONEはこの2つの試合を日本大会に投入した。
加えてエディ・アルバレスだ。実はアルバレスのONE初戦は東京かシンガポールと目されていた。つまり青木の相手がフォラヤンになった時点で、アルバレスの8年10カ月ぶりの日本での試合は実現しないかと思われたが、ティモフィ・ナシューヒン戦が実現することとなった。
若松佑弥「まず、僕が目指していた最強の選手と出来る事に感謝しています。史上初デメトリウス・ジョンソンがKOされる姿を世界に見せたいと思います」
元UFC世界ライト級王者とともに、前UFC世界フライ級王者DJの日本初上陸も決まった。UFC世界王座防衛「11」の記録を持つ地球上で最も進化したMMAファイターの相手は、若松佑弥戦が務める。
世界戦3試合にUFC世界王者コンビの揃い踏み、スーパーシリーズではヨーセングライ×アンディ・サワーも決定しており──ONEチャンピオンシップ、7年3カ月の歴史で最高の顔合わせが見られる日本大会となりそうだ。
現時点で6カード、最近のONEでは12試合から13試合が取り行われることが多く、この他のカードの発表も待たれる。
なお「ONE: A NEW ERA -新時代-」のチケットは本日から2019年1月6日(日)までLINEチケットで独占発売されるとのこと。
■ONE90発表対戦カード
<ONE世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
[挑戦者]青木真也(日本)
<ONE世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]シィォン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]アンジェラ・リー(米国)
<ONE世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン (米国)
[挑戦者]長谷川賢(日本)
<ONEフライ級ワールドGP 1回戦/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
若松佑弥(日本)
<ONEライト級ワールドGP 1回戦/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
<キック・ライト級/3分3R>
ヨーセングライ・IWE・フェアテックス(タイ)
アンディ・サワー(オランダ)