【UFC FOX31】地元ミルウォーキーでセルジオ・ペティスが、ロブ・フォントにフルマークの判定負け
<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
セルジオ・ペティス(米国)
左ジャブを伸ばすフォント、ミルウォーキーが地元のペティスが左ハイ繰り出す。フォントは切れのある左ジャブから右ストレートを見せ、前蹴りへ。リーチで優るフォントが、距離を支配する。ボディにもパンチを見舞うフォントは、右アッパーに続きボディフックを打ち込む。
ボディロックテイクダウンを決めたフォントに対し、ペティスは足を戻すのに懸命で立ち上がることができない。足を払ってパンチを振り下ろすフォントが、鉄槌に繋ぎペティスを圧倒する。片足をキャッチされた状態で立ち上がったペティスは、フォントの蹴りと後ろ回し蹴りを見せる。直後にタイムとなり右目の下を腫らし初回が終えた。
2R、ペティスの右ミドルに右ストレートを合わせるフォント。さらにワンツーからラッシュを掛けダブルレッグを仕掛ける。ケージを背にして耐え、離れたペティスが右ハイを狙う。フォントは初回に続き、左ジャブを当て続けペースを譲らない。試合に変化が欲しいペティスだが、フォントがジャブをヒットしてから回る展開が続く。ペティスの左ミドルをブロックしたフォントの連打にペティスも右を打ち返す。さらにボディロックテイクダウンを潰して上を取ったペティスだったが、キムラスイープを許し下になってしまった。
最終回、左ミドルを入れたペティスがテイクダウン狙いを切ってワンツーを打っていく。フォントの左ジャブを被弾しても下がらないペティスは、相打ち上等から逆転の道を模索しているか。後ろ回し蹴りから右フックを当てたペティスが前に出るが、フォントのパンチを受けてマウスピースを吐き出す。直後にボディロックでテイクダウンを許したペティスはガードを強いられる。立ち上がったフォントは蹴り上げをかわし、バックコントロールへ。
足をフックさせないよう立ち上がったペティスは、後方に尻餅をつかされ、足首を掴まれて自由に動けない。やがてガードを取ったペティスは、足を捌いてパンチを落とすフォントにパスを許し、スクランブルもギロチンで抱えられて試合終了に。
ペティスはホームでの試合をフルマークの判定で、フォントに譲った。