【PFL CS03】堀口恭司戦の再現?! 組みで劣勢のセルジオ・ペティスがマゴメドフを回転バックヒジでKO
【写真】こんなKO勝ちを2度もしてしまうとは……(C)PFL
<バンタム級/5分3R>
セルジオ・ペティス(米国)
Def.2R4分31秒by KO
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
ダゲスタン勢の人気が圧倒的に高いドバイで、メゴメドフが大きな歓声を集める。右カーフを蹴ったメゴメドフに対し、セルジオもローを蹴り返す。マゴメドフはスピニングホイールキックを繰り出すと、スピニングバックフィストと回転系の動きを続ける。セルジオは右を当てて、スイッチして左の蹴りを狙う。パンチの応酬からスピニングバックキックを見せたセルジオが、テイクダウン狙いを切る。
左右に動くセルジオにワンツーの右を当てたマゴメドフは、左ストレートを受けそうになる。二段蹴りのセルジオ、マゴメドフはクリンチで崩される。ニータップに距離を取られたマゴメドはヒザ蹴りを顔に届かせ、直後のクリンチも払い腰で投げてパンチを落とす。スクランブルのセルジオのボディにヒザを突き刺したマゴメドはバックに回りパンチを入れる。離れたセルジオはハイを空振りして下になると、足関節を仕掛けて初回が終わった。
2R、手をついての蹴りを見せたマゴメドフ。いきなり意表をつく攻撃を見せる。それでもセルジオは難なくかわすと、ミドルを蹴っていく。
その蹴り足をキャッチされたセルジオが、余った方の足でホイールキックを狙う。決まればハイライトリール間違いない、見栄えの良い攻防が続き、マゴメドフがキャッチした足をリリースする。
と、マゴメドフはそのままセルジオのバックを取りボディトライアングルに捕える。RNCを防いだセルジオだが、胸を合わせることができず、後方からパンチを被弾する。マゴメドフがマウントに移行するタイミングで、上を向いて足を戻したセルジオだが右のパウンドを受けて背中を見せてしまう。
マゴメドフはここもボディトライアングルに捕らえ、左腕を喉下に。手首を取って切ったセルジオは、肩固め狙いに足を戻し三角狙いからアップキックへ。レッスルアップ&シングルをマゴメドフががぶってバックに。前方に落とされそうになったマゴメドフが、着地してヒザ蹴りを見せる。ボディにサイドキックのセルジオが、バックを許した思った刹那――スピニングバックエルボーを決める。
この一発で大の字となったマゴメドフに右のパウンドを撃ち落としたセルジオが大逆転KO勝ちを決め、「彼は自分を過信していた。タイトルに挑戦したい。ワールド・トーナメント・ウィナーのマルシルリー・アウベスとウィスコンシンで王座決定戦を戦いたい」とアピールした。



















