【PFL CS03】打撃で優勢、TDで圧倒。柔術をさせなかったコーガンがウィルソンに3-0で完勝し13連勝
<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
左前蹴りから、インローを蹴ったウィルソン。コーガンは組みついてハイクロッチから大きく抱え上げてスラムし、バックへ。もう一度テイクダウンを許したウィルソンはバックを譲ったまま立ち上がり前転も、コーガンがバックコントロールを続ける。キムラのウィルソンが寝技に持ち込もうとするとが、コーガンは前転するように離れる。打撃の間合いになるとウィルソンが左エルボーを入れ、パンチを見せつつ組みつきにいく。
離れたウィルソンに左ジャブ、右ストレートを伸ばすコーガンは首相撲に捕らえられてもショートのフックを振るう。間合いを取り直したウィルソンがローを蹴ると、コーガンは急所に入ったとアピールする。すぐに試合は再開され、コーガンが右アッパーから右ストレート。ウィルソンはハイキックを放つも、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。ハイガードを防がれ、バックを譲って立ち上がることを選択したウィルソンはリフトからテイクダウンをもう一度食らう。すぐに立ち上がって距離を取り直したウィルソンがスーパーマンパンチ。コーガンが右を打ち返して時間となった。
2R、コーガンがジャブを届かせ、ウィルソンは左インローを続ける。左ミドルをキャッチされそうになり、姿勢を乱したウィルソンがすぐに立ち上がり左ハイを狙う。コーガンは飛び込んでハイクロッチかスラミング。ウィルソンはスクランブルでガードを選択すると、ヒジを落とされる。ニーシールドのウィルソンは結果的に背中を見せて立ち上がる。抱え上げてテイクダウンのコーガンは、スクランブルから正対したウィルソンをダブルレッグで倒す。
倒されて、立ってバックを譲るという厳しい展開のなかで、正対して離れたウィルソンは相当に疲弊しているようだ。蹴りから右を伸ばされてもコーガンはヘッドムーブでかわし、右を当ててカーフを蹴る。ウィルソンは最後に左ハイを空振りした。
最終回、距離を詰めてショートのコンビから蹴りを見せるウィルソンだが、コーガンは右ストレートをヒット。ジャブにジャブを合わせ、ウィルソンのショートコンビも、クリーンヒットはない。コーガンがパンチのコンビを続けると、ウィルソンも右を当てる。しかし、前に出るとダブルレッグでテイクダウンを奪われ、腕十字や三角の仕掛けも即潰される。エルボーとパンチを受けるウィルソンは、ケージに押し込まれ背負って立とうとするが、潰される。
再び腕十字の仕掛けを察知され、後方回転から立たされたウィルソンはバックを取られている。前転に対し、コーガンは余裕を持って間合いを取る。と、ヒザ蹴りのタイミングで豪快にスラムを決めたコーガン。ウィルソンは勝負を諦めたが動きを止めて、勢いのあるエルボーを連続で被弾する。たまらずシングルを狙ったウィルソンだが結局は引き込み、下で試合を終えた。
結果、文句なしの3-0の判定勝ちをコーガンが収め、キャリア13勝0敗としてライト級タイトルショットに近づいた。