【KDS S03】格闘代理戦争3rdシーズン決勝進出は、あいを下した古瀬×MIOを落とした平田に
【写真】J-MMAに確かな痕跡を残す存在となった格闘代理戦争(C)MMAPLANET
1日(土)、AbemaTVのリアリティTVショー=格闘代理戦争3rdシーズンのトーナメント準決勝2試合が、東京都江東区のフジテレビ湾岸スタジオで行われた。
優勝賞金300万とONEとの総額1000万契約まで2つの勝利となったオンナの戦い。青木真也推薦の古瀬美月、KRAZY BEE推薦のあい、佐藤ルミナ推薦のMIO、桜井マッハ速人推薦の平田樹の4名が準決勝に挑んだ。
<KDS03T準決勝/5分2R>
古瀬美月(日本)
Def.1R4分49秒by 腕十字
あい(日本)
最初の組みでヒザを入れた古瀬は、あいの首投げをすかしてバックへ。あいは胸を合わせつつ右足を抱えてテイクダウンに成功する。ここから古瀬の腕十字と、あいの鉄槌&パウンドの攻防に。トップを取り殴っているが、足を越えることがなかなかできないあいに対し、古瀬も腕十字を読まれて下の状態が続く。
終盤、あいはケージ際で鋭さの増したパンチを入れたが、古瀬が足を戻して三角クラッチへ。古瀬の体を跨がなかったあいは、腕十字に移行される。ここでレフェリーが見込み一本を取る。あいのセコンドについたKrazy Bee勢から「極まっていない」というクレームもあったが、関節技は見込み一本があることは確認されており、古瀬の決勝進出が決まった。
<KDS03T準決勝/5分2R>
平田樹(日本)
Def.1R2分36秒by RNC
MIO(日本)
打撃力はずば抜けているMIOが左ジャブを当てるが、平田もパンチを打ち返しダブルレッグへ。倒されたMIOは立ち上がろうとしたところでパンチを顔面にまとめられる。ここからテイクダウン、投げに対してMIOはそのディフェンス面の成長を見せたが、いなされて手をマットについたところでバックマウントを奪われる。
そのまま背中が伸びたMIOは、そのまま落とされて平田の決勝進出が決まった。
この結果、29日(土)に同所で行わられる決勝戦は古瀬×平田に決定。青木真也と桜井マッハ速人の因縁のコーチ対決も続くこととなった。決勝に向けて、このトーナメントに全てを賭けている古瀬と、「この先を見ている」と断言する平田。現時点の実力は平田であることは間違いないが、古瀬の想いは何を起こす可能性を秘めている。
そんな両者の決勝戦、アマチュアだろうが300万&1000万が掛かった試合だ。頭部への攻撃ではない、絞めで失神があるなら関節技でケガをするのも選手の選択。サブミッションでの見込み一本はなくても構わないのではと思わせるほど、オンナの人生及び怨念がケージ内で交錯する格闘代理戦争3rdシーズンだ。