【Arzalet 04】プロ3戦目のケビン・パクがホベルソに挑む。キルギスでマルキーニョスはミドル級王座挑戦へ
【写真】山田代表の右がケビン・パク。韓国ケージ格闘技の祭典に、WEFとの合体とアルゼルトが面白いことになってきている(C)SPORTS SEOUL
22日(月・現地時間)に韓国ソウルのニューヒルトップ・ホテルで11月24日(土・同)に現地のクラブ・オクタゴンで開催されるArzalet 04の記者会見で行われた。
今年の7月にアルゼルト初の韓国大会が開かれたクラブ・オクタゴンで、ブルーノ・ホベルチの持つREALフェザー級にケビン・パクが挑戦することが会見で発表された。
前回大会でクレバー・ルシアーノを41秒でKOしているパクは、プロMMAはまだ2試合しか戦ったことがない。しかし、本人の話によると2004年頃からクラブファイトなどアンダーグランドで150戦ほど経験があり、敗北は僅か3度だったという。一時期、チェ・ムベ率いるチーム・タックルでトレーニングをしていたこともあったが、音楽関係の仕事に進み格闘技から離れていたが、昨年より本格的にMMA界に戻ってきた。
本来は正規王者ヴラディスラブ・パブルチェンコに挑戦予定だったが、負傷中ということもあり暫定王者にチャレンジすることとなった。ホベルソは昨年10月のアルゼルト02でラファエル・バラカ・コレアと暫定王座を賭けて戦い、ニンジャ・チョークで一本勝ちしベルトをその腰に巻いている。その後、ACBと契約も2連敗を喫し、ブラジルに戻って2連勝中とプロフェッショナル・レベルでの経験はパクを大きく上回る。
そんなパクの挑戦に関して、REAL & アルゼルトの山田重孝代表は「ケビンは素晴らしい選手。前回大会で彼の試合を見て、すぐにタイトル戦をやらせようと決めました。相手の攻撃を見切る動体視力と、自らの動きと申し分のない選手です。彼は必ず韓国の桜庭和志になれる。相手のブルーノに申し訳ないと思うほどの強さを持っている」と太鼓判を押している。
さらにリアル&アルゼルトにとって初めての試みとなるケージキックにソン・ジンホが出場、また会場のクラブ・オクタゴンで働いているイ・ギョンジュンがフルコンタクト空手の試合を戦うことも明らかとなっている。
加えて10日(土・同)にキルギスはビシュケクのスポルトパラス・コズホムクルで行われるWEF Global14 & アルゼルトに韓国在住のモンゴル人ファイター・コンビ=ムングントスズ・ナンディンエルデン&レンゾリク・バットムンクの出場もアナウンスされた。
ナンディンエルデンはキャッチウェイトでヌルガジ・バルタバエフと、バットムンクはキャリア13勝0敗1分のアルタンベク・ママシェフとWEFウェルター級王座決定戦に挑む。バットムンクにとっては体重オーバーで変則王座決定戦となり、RNCで敗れ結果はNCとなったHEATウェルター級王座決定戦に続き、2試合連続のタイトル戦となる。
また当初の予定ではマルキーニョス・ソウザがWEFウェルター級王者ジュマベク・ウル・アクチレック(同大会で王座決定戦が行われるということは王座を返上もしくは剥奪されたか──詳細は不明)に挑戦することになっていたが、WEFミドル級王者でウズベキスタン人ファイターのヌルスルタン・ルジボエフにチャレンジすることも決まっている。