【FMD16】鮮烈のムエタイ女子=ローマ・ルックブンミーが、バンコクでMMA第3戦目に臨む
【写真】最大の武器であるムエタイが、最大の武器とならず組み技の完成度の高さが勝負となるローマのMMA第3戦(C)MMAPLANET
22日(月・現地時間)にタイのドメスティックMMAプロモーション=Full Metal Dojoが11月3日(土・同)にバンコクのスクンビットソイのインサニティ・ナイトクラブで開催するFMD16にローマ・ルックブンミーが出場し、スワナン・ブンソーンと対戦することが明らかになった。
今年の1月にInvicta FCで華麗なムエタイMMAを披露しMMA初陣を飾っているローマは、8月にはパンクラスで華DATEにマウントエルボーで勝利し、怖さも見せつけている。日本で勝利したあとインヴィクタFC、RIZINでの試合を熱望していたが、母国で初めてMMAを戦うこととなった。
この間、散打の試合に出場するなど実戦感覚は養っているローマだが、MMAの試合はなかなか機会が巡って来ないようだ。そんなローマの対戦相手スワナンはMMAキャリアは1勝1敗2014年と2016年にそれぞれFMDで戦っている──彼女もまた女子ムエタイファイターだ。
アマMMAでは2勝0敗のスワナンは、ムエタイでは80戦に及ぶ経験を持ちWMCの世界女子ピン級王座に就いている。そして、このベルトを賭けてローマと戦い敗れているという過去も持つ。その一方でMMAを離れていた間にスワナンは柔術をやりこみ、今年の4月には青帯ながらアブダビ・ワールドプロ49キロ級で3位を獲得。さらに柔術ではONEで戦うリカ・イシゲにも勝利した経験がある。
ムエタイで世界王者になり、そこでは遅れを取ったものグラップリングの熟練度はローマを上回るスワナン。打撃を怖がらない点に加え、グラップリングの経験値を考えるとローマは、過去2戦よりも厳しい戦いが予想されるMMA3戦目だ。