【TOP BRIGHTS01】20年振りの日本での試合。グレイゾン・チバウ「UFCと契約した時は凄く残念だった」
【写真】かなりお調子者でしょう(笑)。グレイゾン・チバウ(C)TOP BRIGHTS
21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で開催されるTOP BRIGHTS01のメインでグレイゾン・チバウがブレンゾリグ・バットムンクと対戦する。
Text by Manabu Takashima
2003年7月の光岡映二戦以来の日本での試合となるチバウは、ATTの盟友である堀口恭司が立ち上げたTOP BRIGHTS参戦に何を想うのか。ひたすらに嬉しくて仕方がない様子だったチバウの言葉をお届けしたい。
──グレイゾン、20年と7カ月ぶりの日本での試合です。今の気持ちを教えてください。
「あの時は18歳で、物凄く若かった。経験も全然なくて、しかも肩を脱臼して全く自分の力を発揮することができなかった。ずいぶんと時間が経ってしまったけど、日本のファンに素晴らしいパフォーマンス、このパワーを見てほしい」
――しかも堀口恭司選手が発起人となったイベントでの試合です。
「めちゃくちゃ嬉しいね。キョージとは随分と長い仲になった。キョージの創ったステージで最高の動きを披露したいと思っている。キョージはリスクを顧みず、日本のMMAの未来のためにプロモーションを起こした。全ての新しい世代のファイターたちにとって、素晴らしいことだ。だから、私もTOP BRIGHTSを盛り上げるために頑張りたい」
――キム・ハンソルが負傷欠場となり、ブレンゾリグ・バットムンクと対戦することとなりました。
「対戦相手が代わったことは、全く問題ない。2人ともストライカーだし、テイクダウンして殴るだけだ。何もやることは変わらない。世界中の皆がこのスポーツで、グレイゾン・チバウのテイクダウンは世界一だと知っている。何より、世界のベストストライカーとATTで練習している。何も問題ない。ずっとUFCで世界のトップストライカーと戦い続けてきた。この試合のために全ての準備をしてきた。日本のファンの前で、1Rでフィニッシュする」
――つまりテイクダウンから、あとの攻撃が重要になるということですね。
「テイクダウン後、アグレッシブなパウンドを打ちつける。日本で戦えることが最高に嬉しくて、心身ともに最高の状態にある。日本で戦うことはずっと夢だった。この国には侍の文化があり、侍の精神が宿っている。2006年にUFCと契約したときは、凄く残念だった。なぜなら、私は日本で戦うことにこだわっていたからだ。UFCでは本当に長い間戦い続けたけど、ずっと日本で戦いたいと思い続けてきたんだ。これから日本で戦い続ける」
――UFCからPFLと世界のメジャーリーグで戦ってきました。そんなグレイゾンは、日本のファンに何を見せたいと思っていますか。
「日曜日にはアリーナに来てくれたファンに、レベルの違うファイトを見せたい。打撃、レスリング、柔術、全ての局面で世界レベルのファイトを披露する。最高のパフォーマンスで会場の皆に幸せにあってもらいたい。
ここで勝って、次はタカノリ・ゴミと戦いたい。レジェンド同士の決闘だ。レッツゴー!!」