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【ONE78】試合結果 松嶋こよみが前世界王者ガフロフをKO初陣。若松は惜敗、のび太はベルト失う

Koyomi【写真】蹴りがあり、レスリングがあった。この距離で冷静に戦える気持ちを日々のトレーニングで培った見事な勝利!!(C)ONE

22日(土・現地時間)にONE78「Conquest of Heroes」が、インドネシアのジャカルタはジャカルタ・コンベンションセンターで開催され松嶋こよみがマラット・ガフロフに初回KO勝ちを収めた。

Pacio vs Nobitaメインで内藤のび太が5月に獲得したONE世界ストロー級王座をジョシュア・パシオに明け渡した。初回から2Rに掛けてテイクダウンを切られ、打撃を打ち込まれるシーンが目立った内藤は、シングルや引き込みからのリバーサルを決めて上を取るようになる。

しかし、パシオはパスを嫌がり背中を見せるというバターンにならぬよう内藤に足を抜かせない攻防を徹底した。それでも終盤にはバックマウントに入ることができた内藤だが、逆にリバーサルやバックを許すシーンもあり、上を取るまでの動きの印象点がゲインとならないONEの採点方法の下、0-3の判定で敗れまたも王座初防衛の壁を超えることはできなかった。

Kingad vs WakamatsuONE初陣を迎えた若松佑弥は初回から右でダニー・キンガドからダウンを奪うも、ラウンド終盤にテイクダウンからバックマウントを許しRNCでニア・フィニッシュに持ち込まれてしまう。その後も一進一退の攻防のなかで、ここぞというところでテイクダウンを決めたキンガドが、判定をモノにし若松のONE初戦で黒星を与えた。

若松と同様にONE初出場となった松嶋は前ONEフェザー級王者で、17勝1敗の猛者を相手に自分のやるべきことをやり遂げ、金星といっても過言でない初陣となった。勢いのあるローを蹴りこみ、テイクダウンを決めた。

Saygid Guseyn Arslanaliev最後はスイッチしての右を打ち込み、追い打ちのグラウンド・ヒザを蹴り込むなどルールにも順応し、一気にフェザー級タイトルコンテンダーに駆け上がった。

ザイード・フセイン・アサラナリエフ✖ティモフィ・ナシューヒン=ライト級の実力派ロシア系対決は、シングルで足を抱えた状態でパンチを効かせたアサラナリエフの一方的な勝利に終わり、6勝1敗のトルコ在住のダゲスタン人がタイトル戦線に浮上した。


ONE78 「Conquest of Heroes」
<ONE世界ストロー級選手権試合(※56.7キロ)/5分5R>
○ジョシュア・パシオ(フィリピン)5R
判定
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×内藤のび太(日本)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
○パン・シュエウェン(中国)3R
判定
×ステファー・ラハルディアン(インドネシア)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ)3R
判定
×セルジオ・ヴィールセン(オランダ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
○ダニー・キンガド(フィリピン)3R
判定
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×若松佑弥(日本)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
○松嶋こよみ(日本)1R2分41秒
TKO
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×マラット・ガフロフ(ロシア)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
○ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)R1分57秒TKO
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×ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
○カイラット・アクメトフ(カザフスタン)3R
判定
詳細はコチラ
×マ・ハオビン(中国)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
○プリシーラ・ガオール(インドネシア)3R
判定
×ジョマリー・トーレス(フィリピン)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
○ファブリーズ・フェアテックス・デラノン(ギアナ)3R
判定
×ヤーパノンムルン・ジットムアンノン
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
○スノト(インドネシア)2R4分12秒
RNC
×ヴィクトリオ・センドゥク(インドネシア)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
○アドリアン・マテイス(インドネシア)1R2分41秒
TKO
×アンジェロ・ビモアジ(インドネシア)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
○エギー・ロステン(インドネシア)3R0分51秒
TKO
×リスキー・ウマール(インドネシア)
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