【TORAO22】プロ修斗山口大会─01─体重オーバーの摩嶋が、天草ストロンガーをRNCで下す
【写真】Rebel FCフェザー級のベルトを巻いて、師匠の毛利と (C) MMAPLANET
1日(日)、TORAO NATION STATE主催プロフェッショナル修斗公式戦・山口大会「TORAO 22 Direction of the Cage 02」が山口県周南市の新南陽ふれあいセンターで開催された。上位2試合の出場選手が体重オーバーとなり、論議を呼ぶことになったしまった同大会だが、山口県下でケージMMAが行われ地元の多くのファンが集まったという点にも注目されるべき地域大会であった。
TORAO22試合レポート、ここではメインの摩嶋一整×天草ストロンガー四郎の試合を振り返りたい。
<67.7キロ契約/5分3R>
摩嶋一整(日本)
Def.1R3分03秒by RNC
天草ストロンガー四郎(日本)
摩嶋の体重オーバーとなった当の大会のメイン。サウスポーの構えから左前蹴りを繰り出した摩嶋に対し、ストロンガーがパンチを返していく。ストロンガーの左フック、摩嶋の右ジャブが交錯。さらにストロンガーが右フックを振るう。
一旦離れた摩嶋はダブルレッグで組み付き、シングルレッグに移行してストロンガーをケージに押しこむ。
ケージを背に耐えるスロトンガーだったが、ボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪われる。
ハーフからフルガードに戻された摩嶋は、場内にゴツンという音が響きわたる右のパウンドを落とす。エルボー、パウンドを打ちつけられたストロンガーも蹴り上げで繰り出す。
この足を捌きにかかった摩嶋は、腰を切れないようにしてストロンガーが尻をずらして立ち上がる方法に誘導すると、狙い通りにバックへ。
譲るまいとしたストロンガーは上を向こうとしたが、マウントを取られ背中を向ける。パンチから絞め、一旦起き上がろうとしたストロンガーを潰し、パームトゥパームで絞めた摩嶋がタップを奪い──地元の応援団の大きな声援を受けた。
抜群のバックテイクと安定のバックマウント&腹の突きだし方と背中の反り、その強さを改めて見せつけた摩嶋だけに、計量ミスを真摯に見つめて欲しい。