【Bellator197】計量終了 チャンドラー、負けられないガーツ戦&AJ・マッキーは1UPなるか?
【写真】勝負は何が起こるか分からない。それでもチャンドラーにはしっかりとした勝利が求められる (C)BELLATOR
12日(木・現地時間)、13日(金・同)にミズーリ州セントルイスのザ・ファミリー・アリーナで開催されるBellator197「Chandler vs Girtz」の計量が行われた。
同大会は当初の予定ではご当地ファイターのマイケル・チャンドラーが、ベラトール世界ライト級王者ブレント・プリマスにリベンジを賭けて挑むタイトル戦が組まれていたが、プリマスの負傷欠場によりブランドン・ガーツと戦うこととなった。
計量では落ち着いて握手を交わして、ファイスオフとなったチャンドラーとガーツ。非UFCライト級ファイターとしてトップの実力者にはベラトール世界王者の肩書こそ相応しい、タイトル奪回に向けてチャンドラーは地元で絶対に落とせないガーツ戦だ。
この他、メインカードで注目はデビュー以来、10連勝中のAJ・マッキーがネクスト・レベルの対戦相手と戦うジャスティン・ローレンス戦だ。キャリア9連勝7つのフィニッシュ勝利で迎えた前回のブライアン・ムーア戦を一本勝ちでクリアしたマッキーにとって、TUF15出身でUFCではマイケル・キエーサ、マックス・ホロウェイと戦い、ベラトールでもISAOにTKO勝ちをしているローレンスは過去最強の相手であることは間違いない。
対戦相手のレベルが上がり、徐々に苦戦する局面も出て来たマッキーはその都度、馬力と勢いで突破してきた感もある。ローレンスの圧力を勢いで凌駕できるから、もはやマッキーのソレは勢いではなく実力ということになる。パトリシオ・フレイレが頂点に立つベラトール・フェザー級戦線は、パット・カーランやダニエル・ストラウス、エマニュエル・サンチェス、ダニエル・ヴェイケルらが団子状態にあり、ややもすれば新鮮味が薄れている。
その下にいるマッキー、ローレンス、アダム・ボリッチ、ジェイムス・ギャラガーの風穴をあけることが期待されているだけに、この試合の勝敗が今後のフェザー級タイトル戦線に与える影響は小さくない。
またキンボの息子──MMA3戦目を迎えるイビー・スライス、デビュー以来7連勝中のD-1オールアメリカン・レスラー=ローガン・ストーレーも気になるセントルイス大会だ。
■ Bellator197計量結果
<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー: 155.3ポンド(70.44キロ)
ブランドン・ガーツ: 156ポンド(70.76キロ)
<フェザー級/5分3R>
AJ・マッキーJr: 145.8ポンド(66.13キロ)
ジャスティン・ローレンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
<160ポンド契約/5分3R>
ベイビー・スライス: 159.8 ポンド(72.48キロ)
ディヴォン・ブロック: 160ポンド(72.57キロ)
<フェザー級/5分3R>
ローガン・ストーレー: 170.6ポンド(77.38キロ)
ジョアキン・バックリー: 168.3ポンド(76.33キロ)
<142ポンド契約/5分3R>
ジャスティン・ロビンス: 135.6ポンド(61.5キロ)
AJ・シスコ: 140.6ポンド(63.77キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・ドウディ: 170.3ポンド(77.24キロ)
ジェフ・クロッティ: 170.8ポンド(77.47キロ)
<女子フライ級/5分3R>
レベッカ・ルース: 125.3ポンド(56.83キロ)
ジュリアナ・ヴェラスケス: 126ポンド(57.15キロ)
<165ポンド契約/5分3R>
デレック・アンダーソン: 164.2ポンド(74.47キロ)
ザック・ブシャ: 164.9ポンド(74.79キロ)
<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・サンポ: 135.4ポンド(61.41キロ)
ドミニク・マゾッタ: 135.4ポンド(61.41キロ)
<バンタム級/5分3R>
ジョーダン・ハワード: 136ポンド(61.69キロ)
エリック・エリントン: 135.4ポンド(61.41キロ)
<189ポンド契約/5分3R>
アダム・セラ: 189ポンド(キロ)
ドウェイン・ディッグス(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジョー・ロイ: 151ポンド(68.49 キロ)
コート・ウォウ: 144.9ポンド(65.72キロ)