【UFC314】ピンブレット強し!チャンドラーを打撃で翻弄し、3Rにパウンドアウトして完勝
<ライト級/5分5R>
パディ・ピンブレット(英国)
Def.3R1分07秒by TKO
マイケル・チャンドラー(米国)
ピンブレットがジャブと右カーフ、チャンドラーは前後にステップする。ピンブレットはインローと左の前蹴りも見せ、強烈な右カーフにつなげる。チャンドラーは左右に動いて左フックで飛び込む。距離を取ったピンブレットは右カーフを蹴って、左フック、右アッパー、左フックと手数を増やす。チャンドラーはピンブレットの右カーフに合わせて組みついてバックへ。
ピンブレットは左ヒザを立てて、後方にいるチャンドラーに右のヒジを入れる。さらにピンブレットはチャンドラーの左腕にキムラロックを狙う。チャンドラーはピンブレットを寝かせつつ、パンチとヒザを入れる。ピンブレットはケージに使って立ち上がって正対。ここで自ら飛びつくようにガードポジションで引き込む。意表をつく動きを見せたピンブレットだったが、ここは自ら立ち上がる。
ピンブレットが右フックを叩きつけると右アッパーから左フック、右カーフを蹴って、ジャブで距離を取る。チャンドラーもピンブレットの右カーフに右ストレートを合わせるが、距離を取ったピンブレットはジャブと左ハイ、右ストレート、ジャブと右カーフを細かく当てる。チャンドラーはケージ内をサークリングするが、ピンブレットは左の三日月蹴りを突き刺して右ストレート。チャンドラーも左フックを打ち返す。ピンブレットは右ストレートから二段蹴り、下がるチャンドラーを追いかけて右カーフを蹴る。
2R、ピンブレットはジャブを突いて右ストレート。チャンドラーは左フックから右ストレート、右ボディストレートを打つ。ピンブレットは右カーフを蹴って、ジャブを顔とボディに打ち分ける。さらにピンブレットはワンツーで飛び込み、チャンドラーのステップインに左フックを合わせる。さらにピンブレットは右カーフ、右ストレートから左ミドル、ジャブと右カーフ、右ストレート、インローと前蹴り、右ハイと手数を増やす。
チャンドラーも右カーフを蹴るが距離が遠い。逆にピンブレットは右カーフを当て、歩くようなワンツー。ここでチャンドラーの右の前蹴りがローブローとなるが、ピンブレットはすぐに再開を要求。ピンブレットはチャンドラーの組みを切ると、ジャブを突いて前蹴りと左ハイ、右アッパーを突き上げる。チャンドラーもダブルレッグで組んでバックへ。ピンブレットを持ち上げて前に落とす。
ピンブレットは四つん這いになって後方のチャンドラーにヒジを入れる。チャンドラーは再びチャンドラーを持ち上げてテイクダウンして両足をフックしようとするが、ピンブレットがチャンドラーを前方に落としてインサイドガードからヒジを落とす。さらにピンブレットは左腕をチャンドラーの首に回して肩固めの形で押さえてパスする。ピンブレットはマウントも狙いつつ、クラッチを外してヒジ。さらに後ろ袈裟で押さえて、足を抜きながらチャンドラーの動きに合わせてバックへ。ここからマウントに移行するとヒジとパンチを連打し、バックに回って足を四の字フックすると、ここでもパンチとヒジを入れる。
3R、ピンブレットはジャブと前蹴り、チャンドラーがステップインしたところに右のヒザ蹴りを突き刺す。これでチャンドラーが後退し、ピンブレットはそれを追いかけるように右ハイ、右アッパーから左フック、シングルレッグに入ってバックにつく。今度はピンブレットがチャンドラーを持ち上げてテイクダウンし、左足を深くフックしてRNCを狙う。ピンブレットはパンチとヒジを入れつつ、マウントに移行してパンチとヒジ。チャンドラーも必死に体を反転させて逃げようとするが、ピンブレットはバック・マウントをキープして殴り続け、レフェリーが試合をストップした。
試合後、ピンブレットは興奮気味に「ファイトIQを駆使して戦うことがゲームプランだった。まだ、何か文句がある奴はいるか? トップ4、トップ5の誰とでも戦う。トップ10の誰からも逃げなかった」と語り、次の対戦相手としてジャスティン・ゲイジーとシャーウス・オリヴェイラ、そしておそらくアルマン・ツァルキャンとマックス・ホロウェイらの名前を挙げた。