【PXC53】ロランド・ディと対戦、松嶋こよみ試合前日の声 「優っている部分? ほぼほぼ全部」
【写真】涼しげな目線が、自信の表れか。ナチュラル・ボーンMMAファイター松嶋こよみの計量台での様子(C)MMAPLANET
明日8日(金・現地時間)、フィリピン・メトロマニラのパサイはソレア・リゾート&カジノで開催されるPXC53で、ロランド・ディと対戦する松嶋こよみ。
初のフェザー級戦は将来をにらんでのモノ。計量を終えたばかりの松嶋に明日の試合について尋ねた。
――計量を終えて体調の方はいかがですか。
「バッチシです。早めに体重を落としたのですが――それを言い訳にはできないことも分かっています」
――早くに体重を落としたのは?
「最後に減量をしたのが大学2年生でMMAを始めてからは減量をしていなかったのと、マニラに来てどれだけ体を動かすことができるのか分からなかったので、早めに落とすことにしました。一度、リミットまで落としてこっちに来る前に少し戻してという感じで、水抜きなしでも代謝で落ちるようにしていたんです」
――では水抜きなしで計量に臨んだということですか。リカバリーは余りない形で試合を迎えることになる?
「自分が一番動くことができるのが70キロぐらいなんです。それ以上戻すと動きが悪くなりますし、試合のときもそれぐらいになると思います。水抜きはせずに運動と食事で減量し、こっちに来てからは汗を出して落としたのですが、動きも悪くないですし、試合は夜8時スタートなので、これから食事で体重を70キロにします」
――計量時間、試合の日の会場入り時間とPXCらしい南国ムードのなかでスケジュールの変更も多々見られます。
「その辺りは気にならないです(笑)。やりたいようにできていますし。進行などは気にせずに、逆にこちらの方がやりやすいです」
――今回からフェザー級で戦うことになりました。
「この試合から……という風に決めていたわけではありませんが、海外でやるときには一階級落とすつもりだったので。まだライト級とフェザー級でどっちの自分に合っているのか分からないですし、自分がフェザー級でどれだけできるのか経験しないといけない。そこは見極めないといけないのでフェザー級も戦っておきたいという感じですね」
――対戦相手のロランド・ディと顔を実際に合わせてどうでしたか。
「何か……思ったより強そうだなって(笑)。まぁ、だからって自分が負けると思うわけもないですし。映像を見る限り、打撃の回転も速くて強い選手です。でも、自分の方が速いという自信があります。なんでもやろうとガチャガチャしてしまっているし、負ける気はしないです。冷静に考えて、負けちゃいけない相手です」
――絶対にここは優っていると思う部分は?
「ほぼほぼ……、全部だと思います。やっていることは違いますが、自分の打撃に自信を持っていますし、レスリングも負けない。あれぐらいのグラップリングでは掛からない。中村K太選手や北岡(悟)さん達と練習しているので怖くはないです。今、勝つだけでなく次もその次も考えて、自分がどれだけのことができるかを試したいと思います」
――5戦連続のフィニッシュ、周囲の期待も相当高まっておりプレッシャーを感じることは?
「KOするために練習しているので。自分がやるべきことをやる、それが試合内容と結果に一番良い形で出ているのだと思います。だから、今回も当然KO勝ちを狙っているので期待してもらって構いません」
――ではストリーミングもありますし、どのような試合を日本のファンに見てもらいたいですか。
「修斗で新人王を取っても、あまり強い相手と戦っていないという風に言われたりするんですけど、ここからは対戦相手も強くなってくると思うので、どれだけできるのかを日本のファンだけでなく、選手達にも見てもらいたいです」
■PXC53計量結果
<PXCウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者] ゼバスチャン・カデスタム:169.3ポンド(76.79キロ)
[挑戦者] グレン・スパーヴ:169.8ポンド(77.02キロ)
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ:144.8ポンド(65.68キロ)
ロランド・ディ:145.3ポンド(65.9キロ)
<バンタム級/5分3R>
マーク・アベラルド:137.8ポンド(62.5キロ)
パク・ハンビン:135.9ポンド(61.64キロ)
<フライ級/5分3R>
ライリー・ドゥトロ:125.9ポンド(57.1キロ)
ジョン・コルトン:125.2ポンド(56.78キロ)
<バンタム級/5分3R>
レックス・デララ:133.9ポンド(60.73キロ)
ダーウィン・サグリ:134.8ポンド(61.14キロ)
<フライ級/5分3R>
ファロモン・ガバロフ:125ポンド(56.69キロ)
アダムソン・トルビソ:125.1ポンド(56.74キロ)
<ライト級/5分3R>
ジェイピー・エスピノーザ:150.5ポンド(68.26キロ)
エイディン・ムルキ:154.2ポンド(69.94キロ)
<バンタム級/5分3R>
アーニー・ブラカ:140.1ポンド(63.54キロ)
スティーブン・ロマン:134.8ポンド(61.14キロ)
<フライ級/5分3R>
アダム・カカイ:127.8ポンド(57.96キロ)
アントン・ラーション:125.2ポンド(56.78キロ)