【UFC314】右ストレートでダウンを奪ったジアン・シウバが、ミッチェルをニンジャチョーク葬
<フェザー級/5分3R>
ジアン・シウバ(ブラジル)
Def.2R3分52秒by ニンジャチョーク
ブライス・ミッチェル(米国)
サウスポーのミッチェルが、プレッシャーを掛ける。シウバはケージの前でガードを固め、それでも前蹴りだけったミッチェルに逆に圧をかけ始める。スピニングバックキックをゆっくりと見せたシウバは両手をワイドに広げる構えで、ミッチェルの動きを見ている。ミッチェルのカーフに、右を伸ばしたシウバがジリジリと前へ。そして、ワンツーの右をヒット。左ボディから右カーフ、左ジャブ。さらに蹴り足を掴んでパンチを伸ばし、足を抜いたミッチェルがスピニングバックフィストを狙う。
ミッチェルはダブルレッグを切られ、シウバはグラウンドにはステイせずにスタンドへ。ジャブを受けたシウバは、なぜか観客席を指さす。ここからスピニングバックキックを顔面に届かせたシウバに対し、ミッチェルは左のショートからダブルレッグへ。シウバはギロチンをセットし、ガードを取って絞めていく。タイトに見えたところから頭を抜いたミッチェルは立ち上がったシウバに再びダブルレッグを仕掛ける。シウバは今度はニンジャチョークで対応。ここも防いだミッチェル、初回を終わった。
2R、シウバがすぐに右ミドルを入れる。ミッチェルは関節蹴りから、内回し蹴りもシウバは左フックから右を打ち抜いてダウンを奪う。スタンドで待ち受けたシウバのスピニングバックエルボーに、ミッチェルが組んでテイクダウンを狙う。頭を抱えケージを背負って耐えるシウバ。ミッチェルは引き込んで、スタンドに戻るとシングルレッグへ。足を抜いたシウバが、疲れも感じさせるミッチェルに回転系の技を見せるというフェイントから、動きを誘って次はフェイクでなくスピニングバックエルボーを狙う。
シングルレッグが決まらないミッチェルは左を被弾し、スイッチしたシウバの左ストレートと前蹴りに下がる。さらに右ジャブに左を合わされ、動きが止まったミッチェルはシングルレッグにニンジャチョークを合わされ、引き込んだものの逃れる道はタップしかなかった。
「マイアーミ、アイラブユ―。俺は次のチャンピオンだ。2Rにタッチグローブに応じたのは残念だった。ずっとショーを続けるべきだろう。今夜、ジエゴ・ロピスがチャンピオンになる」と圧倒的な強さを見せたシウバは話した。