【Bellator196】マイケル・チャンドラーが3度目の王座へ、地元でプリマスに挑戦!!
【写真】立場を変えての挑戦となるチャンドラー、前回もプリマスに負けたという気持ちはないだろう(C)BELLATOR
30日(火・現地時間)、ベラトールより4月13日(金・同)にミズーリ州の──とチャールズのザ・ファミリー・アリーナで開催するBellator196で世界ライト級選手権試合=王者ブレント・プリマス×挑戦者マイケル・チャンドラー戦が組まれることが発表された。
20日のBellator192で難敵ゴイチ・ヤマウチをほぼ完封したチャンドラーが、3度目の王座奪取を狙い地元でリベンジ戦を戦う。チャンドラーが生まれた同州ハイリッジから開催地セントチャールズへは、セントルイスの外環を北上するような形で僅か40分のドライブの距離だ。プロMMAファイターとなってからはラスベガス、そして今ではサンディエゴを生活拠点としているが、D-1オールアメリカンレスラーとして活躍したミズーリ大時代まで、チャンドラーはこの地で生きてきた。
完全ホームのチャンドラーは、昨年6月に当時7勝0敗で自らの持つ世界ライト級王座の2度目の防衛戦でプリマスを迎え撃ち、まさかの負傷TKO負けとなってしまった。新王者はアクシデント的な王座奪取でブーイングが起きるなか、チャンドラーとの再戦と早々の次戦をアピールしていた。
そんなプリマスにとって、今回のチャンドラーとのダイレクトリマッチは王座奪取以来、最初の試合でインターバルは実に10カ月になる。タイトルを奪った試合では攻防らしい攻防はなく、足を負傷したチャンドラーにローを狙う余り、右のカウンターを受けた尻餅をつくシーンも見られたプリマスのベースは6年で黒帯を取得したブラジリアン柔術だ。
ただ、試合では柔術家というよりもMMAグラップラー的なオールラウンダー。彼の強味は耐久力にある。テイクダウンを切り、自らはテイクダウンを取り切る。長い勝負になるほど、その持ち味を発揮する。実績的にはチャンドラーには遠く及ばない。初防衛戦はチャレンジャーの王座返り咲きへのお膳立てが揃ったというべきアウェイの地で組まれた。
ただし、相手を疲れさせたケラのヒザ蹴りなど仕留める力を持つプリマスを──決してチャンドラーも侮ることはできない。