【PFL WT2025#03】面白いのはライト級。ラバダノフ、ブーネル✕ジェイジェイ&コラード✕デイビス
【写真】1年7カ月振りの実戦復帰。ブーネルとトーナメント1回戦を戦うジェイジェイ・ウィルソン(C)PFL
18日(金・現地時間)にフロリダ州オーランドのユニバーサル・フロリダで開催されるPFL WT2025#03の計量が17日(木・同)に行われている。
Text by Manabu Takashima
PFLワールドトーナメント第3週はライト級とミドル級の1回戦8試合と補欠戦が組まれた。トーナメント枠発表時と、メンバーの変更が多発するなか、ライト級ではPFL2024ライト級準優勝のブレント・プリマスと対戦予定だったBellator世界ライト級タイトルコンテンダー=アレクサンデル・シャブリーが欠場し、ヴィニシウス・センシが代役でトーナメント出場権を得ている。
昨年の世界王者シャミル・ムサエフが出場しないミドル級に対し、ライト級では世界王者ガジ・ラバダノフが参戦するライト級トーナメント。そのラバダノフはの初戦の相手は、UFCからBellatorで一戦を挟みPFL初出場となるマーク・ディアキシーだ。オクタゴン15戦、8勝7敗と一つ勝ち越しているディアキシーを相手にPFL世界王者がどのようなパフォーマンスを見せることができるのか。
MMA一強時代の風穴を開けるようなインパクトをラバダノフが残すことができるのか、注視したい。
また昨年のライト級シーズンを負傷欠場を棒に振ったジェイジェイ・ウィルソンが、仕切り直しのトーナメント出場となる。
UFCでは1勝2敗と負け越しているが、BellatorとPFLと合わせた旧メジャー3団体の通算成績が8勝5敗のマス・ブーネルに挑む一戦も楽しみだ。
さらにライト級ではこの他にも、クレイ・コラードとアルフィー・デイビスというボクシングMMA✕キックボクシングMMAの対戦も興味深い。テイクダウンを含めると、総合力はコラード。ただし、スタンドに限ると主に拳が武器のコラードに対し、デイビスは足を自在に使えるキックボクサーだ。
しかしながらリーチは7センチもコラードが上回っている。デイビスのパンチ < コラードのパンチ < デイビスの蹴りという距離関係が、どのように変化していくのか、注目だ。
■視聴方法(予定)
4月19日(土)
午前5時45分~U-NEXT
■PFL WT2025#03計量結果
<ミドル級T1回戦/5分3R>
インパ・カサンガネイ:185.6ポンド(84.19キロ)
ファビアン・エドワーズ:185.6ポンド(84.19キロ)
<ライト級T1回戦/5分3R>
ガジ・ラバダノフ:156ポンド(70.76キロ)
マーク・ディアキシー:155.2ポンド(70.40キロ)
<ミドル級T1回戦/5分3R>
サディボウ・シ:185.8ポンド(84.28キロ)
ダルトン・ロスタ:185.6ポンド(84.19キロ)
<ライト級T1回戦/5分3R>
マス・ブーネル:155.8ポンド(70.67キロ)
ジェイジェイ・ウィルソン:156ポンド(70.76キロ)
<ライト級T1回戦/5分3R>
クレイ・コラード:155.4ポンド(70.49キロ)
アルフィー・デイビス:155.6ポンド(70.58キロ)
<ライト級T1回戦/5分3R>
ブレント・プリマス:155.6ポンド(70.58キロ)
ヴィニシウス・センシ:155.8ポンド(70.67キロ)
<ミドル級T1回戦/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ:185.6ポンド(84.19キロ)
マイク・シップマン:186ポンド(84.37キロ)
<ミドル級T1回戦/5分3R>
アーロン・ジェフリー:185.4ポンド(84.10キロ)
ムラッド・ラマザノフ:185.2ポンド(84.01キロ)
<ライト級T補欠戦/5分3R>
ロバート・ウォルトリー:154.6ポンド(70.13キロ)
アントニオ・カルーゾ:155.6ポンド(70.58キロ)