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【PFL WT2025#06】準決勝第2ラウンド。バンタム級は補欠戦が見逃せない。ライトのワンマッチも!!

【写真】トーナメント戦よりも興味深い、そして強い? 両者の補欠戦 (C)PFL

20日(金・現地時間)にカンザス州ウィチタのイントラストバンク・アリーナで開催されるPFL WT2025#06の計量が、19日(木・土)に行われている。
text by Manabu Takashima

PFLワールドトーナメント準決勝ラウンド2戦目はライト級、バンタム級、そして女子フライ級の準決勝が実施される。女子フライ級初戦で日本の渡辺崋奈を下したジェナ・ビショップを始め、補欠戦を含めトーナメント当該試合出場の18選手は問題なく計量をクリアしている。


各階級に用意された補欠戦で、注目したいのがバンタム級のマゴメド・マゴメドフ×サルバツホン・ハミドフだ。4月のPFL初戦=バンタム級WT一回戦のレアンドロ・イーゴ戦を欠場し、補欠戦に回ったマゴメドフ。そのマゴメドフはUFCデビュー戦で不可解なほど消極的なファイトに終始したパッチー・ミックスに敗れているがBellatorタイトルコンテンダーで、Bellator日本大会でダニー・サバテロを破っている実力者だ。

対してハミドフもサークルケージで3連勝を含め、デビュー以来16戦負けなしのファイターだ。そのうちの1勝は、マゴメドフの代役でトーナメント出場権で得てイーゴを破ったマルシルリー・アウベスを下している。

そんな両者の一戦は補欠戦といえ、トーナメントの流れによっては50万ドルに最も近い者同士の対戦といえる。

またトーナメント補欠戦にすらなっていないライト級で、実現するマンスール・ベルナウイ×アーチー・コーガン戦も興味深い。トーナメント出場枠を手にできなかったベルナウイとコーガンだが、前者はBellatorライト級GPに出場し、後者はポストGPのライト級戦線でタイトルコンテンダーとしての活躍が期待されていた。

LFAで2勝、Bellatorでは8勝0敗のコーガンとベルナウイのBellator色の強いワンマッチ、この試合が今後のPFLライト級戦線にどのような影響を与えるのか見ものだ。

■視聴方法(予定)
6月21日(土)
午前6時15分~U-NEXT

■PFL WT2025#06計量結果

<ライト級準決勝/5分3R>
ケビン・リー: 156ポンド(70.76キロ)
ガジ・ラバダノフ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<女子フライ級準決勝/5分3R>
リズ・カモーシェ: 126ポンド(57.15キロ)
エローラ・ダナ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マンスール・ベルナウイ: 155.5ポンド(70.53キロ)
アーチー・コーガン: 155.6ポンド(70.57キロ)

<バンタム級準決勝/5分3R>
マルシルリー・アウベス: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジェイク・ハードリー: 135.8ポンド(61.59キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)
アルフィー・デイヴィス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<バンタム級準決勝/5分3R>
ジャスティン・ウェッツェル: 135.8ポンド(61.59キロ)
マンド・グティエレス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級準決勝/5分3R>
ジェナ・ビショップ: 125.6ポンド(56.97キロ)
エカテリーナ・シャカロワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級補欠戦/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ: 135.4ポンド(61.41キロ)
サルバツホン・ハミドフ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級補欠戦/5分3R>
トニー・カルーゾ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ヴィニシウス・センチ: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ライト級/5分3R>
デラー・キャリー: 155.6ポンド(70.57キロ)
マイク・ハメル: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級補欠戦/5分3R>
サライ・オロスコ: 125.4ポンド(56.88キロ)
イララ・ジョアニ: 124.4ポンド(56.42キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ドミンゲス: 170.8ポンド(77.47キロ)
ニック・メック: 170.2ポンド(77.2キロ)

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