＜フェザー級／5分3R＞
パトリシオ・ピットブル・フレイレ（ブラジル）
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ダン・イゲ（米国）

イゲの左インローに対し、パトリシオが右オーバーハンドを合わせる。イゲのパンチをバックステップでかわしたパトリシオは右カーフをヒット。右に回るイゲを追っていく。ケージ中央で両者の右が交錯したあと、再びイゲが右に回る。パトリシオはイゲの右ストレート、左フックをブロックした。イゲが右ストレートから踏み込み、ボディへ左右フックを放ち左に回る。

パトリシオがシングルレッグからバックに回り、リフトしてマットに叩きつける。立ち上がるイゲをドライブするパトリシオ。イゲもスイッチを狙うが、パトリシオがガブる。起き上がったイゲが離れ際に左ヒジを振るった。スタンドに戻るとパトリシオが右オーバーハンドを見せる。イゲは右に回りながらスイッチして左前蹴りを放つが、互いに見合って初回を終えた。

2R、イゲがサウスポーで構えて大きく右に回る。パトリシオは右ロー、ガードを固めた。パトリシオが左ジャブから右ボディに繋げると、イゲもワンツーを返す。イゲの右関節蹴りに、パトリシオが右ショートを合わせた。互いにビッグヒットがないなか、イゲが首相撲から左ヒザを突き上げると、パトリシオはバックステップで距離をつくる。ともに手数が少なく、会場からはブーイングも聞かれる――その直後、パトリシオの右カウンターがイゲの顔面を捕らえた。

腰を落としたイゲが立て直すも、パトリシオが一気にラッシュをかけてケージに追い詰める。回ってケージ際を脱したイゲだが、手数が急激に減ってしまう。パトリシオはパンチを上下に打ち分け、イゲのパンチをブロックしてボディロックテイクダウンへ。即パスから右に回り、サイド→マウントと狙う。ガードに戻したイゲにパウンド、左ヒジを浴びせていった。

最終回、イゲがガードを固めて左ジャブを突く。イゲの右ハイをキャッチしたパトリシオだが、ヒザを顔面にもらってしまう。それでも足を取ってテイクダウンに行くパトリシオ。イゲが離れたが、ケージ中央で再びテイクダウンにトライ。しかしダメージがあるのか、倒し切ることはできない。イゲの左前蹴りがパトリシオの下腹部を捕らえ、試合は一時中断。しかしパトリシオはすぐに再開に応じる。再開後、イゲが左オーバーハンドを見せた。

パトリシオは左右フックからバックステップで距離を取り、前に出て来るイゲにシングルレッグで組みつく。さらにバックに回るパトリシオだがテイクダウンには至らない。残り2分でまたもダブルレッグで倒しに行くパトリシオ。イゲはウィザーで凌ぎ、左ヒジを打ち込んで離れた。イゲの左ハイをキャッチしたパトリシオは、遂にテイクダウンを奪う。イゲはパトリシオの左足を取って切り返す。パトリシオもヒールで返そうとしたが、イゲが足を組んでディフェンス。背中を着けたパトリシオに鉄槌を落としながら、試合終了のホーンを聞いた。

パトリシオのユナニマス判定勝ちで、UFC初白星をもぎ取った。

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