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【UFC318】左ストレートでダウンを奪ったジョンソン。蹴り一点勝負のセルフーベルに判定勝ち

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダニエル・セルフーベル(メキシコ)

ご存じサウスポーのジョンソンが、右ジャブからローを蹴る。軸足払いのように倒れたセルフーベルにパウンドを落として、ジョンソンが立ち上がる。一回り大きなセルフーベルが右ミドルを蹴り、ジョンソンがローを返す。蹴りの距離で戦うセルフーベルはミドル、ミドルハイを続ける。ジョンソンは左から右を伸ばして前に出る。セルフーベルは引き続き、右ミドルハイを蹴る。ジョンソンも右ボディストレートを多用し、両者の主導権争いが続く。と、ジョンソンの左ローが急所に入り試合が中断。

再開後も、間合いを測る展開のなかジョンソンが左を振るって前に出るようになる。セルフーベルはスピニングバックキックも距離が合わず、距離が近づいたことでジョンソンがショートを纏める。セルフーベルは右ハイをガードされ、ワンツーの右を被弾。残り10秒もハイ、ミドルを2発ずつ見せたセルフーベルだが、拳の攻撃でジョンソンが試合をリードしたか。

2R、右ストレートから右ハイ、そして右ミドルを蹴ったセルフーベル。ジョンソンは後ろ回し蹴り後に、ボディにショートのコンビを入れる。さらにワンツーの左をヒットさせたジョンソンが、右回りセルフーベルを追いかける。徹底して右ミドルのセルフーベルは、右ハイを繰り出す。ジャブに続き右ハイをガードしたジョンソンだが、腹は蹴られる数が多い。と、ジョンソンが右ジャブから左ストレートを打ち抜きダウンを奪う。

セルフーベルはクローズドガード、ジョンソンがスタンドに戻る。続いたセルフーベルはパンチを纏められるが、近い距離でヒザを突き上げる。手の攻撃が増えたセルフーベルは、それでも右ミドルハイ。ここからパンチのコンビを見せ、右ミドルを3発連続で蹴り込む。セルフーベルはスピニングバックキックを2度空振りし、2Rが終わった。

最終回、「フィニッシュが必要だ」と指示を受けたセルフーベルが左ハイ。ジョンソンはワンツーを見せ、右ハイをかわす。ガードの上から右ハイを蹴るセルフーベルは右ミドルを決める。蹴りのみフィニッシュを狙うかのようなセルフーベルが、肩口にハイを蹴る。スイッチしてからの右を空振りしたジョンソンも、攻撃を纏めることができない。それでも試合をリードしており、このままでも構わないジョンソンに対し、セルフーベルは行くしかない状態で拳の攻撃がないのは厳しい。

そのセルフーベルは前蹴りをボディに入れ、右ハイをまたもガードの上から蹴る。スピニングバックキックに組んだジョンソン、セルフーベルはすぐに解放され右ハイ。ハイからワンツーを繰り出したセルフーベルは、ジョンソンのボディ狙いにバックステップし、ワンツーには左をカウンターで狙う。残り1分、サイドキック気味にヒザを狙うセルフーベルが右ミドルハイ3発。3発目が顔面を捕らえそうになる。

ジョンソンは倒されないファイトに徹し、左ミドルから組んで引き込む。がぶったリリースして右で殴りタイムアップに。+500のアンダードッグが、判定勝ちを手にした。


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