【PFL WT2025#06】シーソーゲームは最終回にプリマスをフラつかせたデイヴィスが勝利して決勝進出
【写真】ダメージとは、ただ当てることではない。デイヴィスがしっかりプリマスにパンチを効かせてダメージを与え、試合をコントロールする場面が多かったということだ(C)PFL
<ライト級準決勝/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
Def.3-0:29-28.29-.28-29-28.
ブレント・プリマス(米国)
サウスポーのデイヴィスに対し、プリマスが左右に回る。徐々にプレスをかけていくプリマスが左ジャブからダブルレッグで組んだ。離れ際に左フックを浴びせるプリマス。ケージを背負ったデイヴィスが左ヒザを突き上げる。左ストレート、左前蹴りでプリマスを下がらせた。プリマスが左ジャブからのレベルチェンジで組みつくも、両腕を差し上げられたために引き込む。
左足のラバーガードをセットしていくプリマスは、腰を上げたデイヴィスの両手首を抑えていく。デイヴィスが前に体重をかけてくると、三角からオモプラッタへ。回転したデイヴィスのトップに回ったプリマスが、右側へパスを狙う。ハーフガードで耐えるデイヴィスをパウンドとヒジで削って初回を終えた。
2R、デイヴィスがスイッチしながら距離をつくる。前蹴り、ストレート、ヒザを伸ばすが、距離を詰めたプリマスが右ストレートを当てた。しかしデイヴィスも手数を増やし、プリマスの動きを止めて左右に回る。デイヴィスの左をかわしたプリマスがダブルレッグからドライブした。デイヴィスが左腕を差し上げると、ハイクロッチに切り替えたプリマスは、引き込んで足を狙うも取れず。離れたデイヴィスを追うプリマス。デイヴィスの左テンカオに右ストレートを合わせた。
下がりながら再び左ヒザを繰り出すデイヴィスだが、それをキャッチしたプリマスがケージに押し込んでいく。デイヴィスは首相撲から左ヒザを突き上げて離れた。デイヴィスの左ヒザに右ストレートを合わせるプリマスだが、そこに左ストレートを狙われてしまう。さらにデイヴィスは、下がりながら左スピニングバックエルボーをヒット。フラついたプリマスに対し、パンチを上下に散らしていく。左ハイ、左スピニングバックキック、左カカト落としと蹴りを連打したあと、腰を振ってプリマスを挑発した。
最終回、スイッチしながら左右に回るデイヴィス。距離を詰めたプリマスに右を浴びせてフラつかせる。プリマスはニータップからヒザを着かせたが、倒し切れずに引き込んでしまう。デイヴィスはすぐに離れた。回るデイヴィスがプリマスのダブルレッグをスプロールする。引き込んだプリマスの立ち上がり際に、デイヴィスがパンチを浴びせた。なおも距離を詰めていくプリマスは、デイヴィスの左バックスピンエルボーをかわし、ボディロックからグラウンドに持ち込む。
パウンドを浴びせて、ケージ際でマウントを奪取したプリマス。バックを見せつつ反転しようとしたデイヴィスに対し、プリマスはサイドに移った。ニーインザベリー、ノースサウス、そしてサイドと抑え込むプリマスだが、デイヴィスが体を起こすとボトムを選択する。
デイヴィスは左の鉄槌とパウンドを連打するが、プリマスがガードで凌ぐ。ここでプリマスが立ち上がると思ったか、デイヴィスが左バックスピンキックを見せるも空振り。尻もちを着いたデイヴィスの足に、プリマスがヒザ十字を狙ったところで試合終了となった。
1Rはプリマス、2Rはデイヴィスで間違いない。3Rもシーソーゲームとなったが、プリマスのテイクダウン&コントロールよりも、パンチでフラつかせていたデイヴィスの攻撃が評価されたか。ユナニマス判定勝ちでデイヴィスが決勝に進出した。