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【PFL WT2025#06】ギロチン狙いが仇になったグティエレス、ウェッツェルにトップキープを許して判定負け

【写真】組みの攻防でギロチンを狙い続けたグティエレスだが、結果的に自らグラウンドで下になり続けることに(C)PFL

<バンタム級準決勝/5分3R>
ジャスティン・ウェッツェル(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
マンド・グティエレス(メキシコ)

グティエレスが構えをスイッチしながら前に出る。サウスポー同士になるとウェッツェルが左カーフを蹴る。グティエレスはそこに右フックを合わせつつ、左腕を差してウェッツェルをケージまで押し込む。グティエレスはウェッツェルの体を振ってテイクダウンを狙いつつ、ウェッツェルが態勢を入れ替える。ここでグティエレスは右腕を巻いてギロチンを狙うが、最終的に自らガードポジションを取る形になる。

インサイドガードで上になったウェッツェルは、自分の頭をグティエレスの胸につけてトップキープする。グティエレスはラバーガードも使いつつ、ウェッツェルの腰を蹴って距離を取ろうとするが、ウェッツェルがトップキープを続けて細かくパンチを入れる。終盤、ウェッツェルが上体を起こしてパンチとヒジを入れ、グティエレスが体を起こして組みついてきたところでヒジを連打した。

2R、サウスポー同士の両者。グティエレスがすぐにスイッチして右ストレートを見せる。ウェッツェルがダブルレッグに入って豪快にテイクダウンを奪う。グティエレスが左腕を首に巻いてギロチンを狙うと、ウェッツェルはグティエレスの右足を超えてハーフガードへ、ウェッツェルは頭を抜くとすぐにグティエレスの左腕にアームバーを仕掛ける。グティエレスは腕を外してガードに戻すが、結果的にウェッツェルがインサイドガードでトップキープする。

グティエレスはクローズドガードとラバーガードを繰り返し、ウェッツェルは細かくパンチを落とす。グティエレスは立ち上がる動きがなく、ウェッツェルがインサイドガードでトップキープする時間が続く。ラウンド残り50秒でブレイクとなり、スタンドで再開。すぐにウェッツェルがパンチから組みついてテイクダウンへ。ここもグティエレスは右腕をウェッツェルの首に巻いてギロチンを狙うが、ウェッツェルがトップキープする形でラウンド終了となった。

3R、オーソドックスに構えるグティエレスが細かいパンチとローから組みつく。グティエレスは左腕を差してウェッツェルをケージに押し込むが、ウェッツェルはグティエレスの上半身を潰してがぶる。グティエレスも体を起こすが、自ら引き込むようにグラウンドで下になる。ウェッツェルはグティエレスの体をケージに押し込み、左腕を差して立ち上がろうとするグティエレスを寝かせる。

ウェッツェルは細かくパンチを入れ、グティエレスが体を起こすとがぶって寝かせる。これが2度続いたあと、ウェッツェルは左腕を深く入れてがぶり、アナコンダチョークを狙う。回転して外したグティエレスもギロチンを狙うが極まらず。結局ウェッツェルが上のポジションを取り、組みつくグティエレスにヒジを落とした。組みの攻防でギロチンを狙い続けたグティエレスだが、結果的に自らグラウンドで下になり続けることになって判定負け。ウェッツェルが決勝への切符を掴んだ。


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