【PFL WT2025#06】元ベラトール戦士コーガンのPFL初戦、ベルナウイを大流血に追い込み完勝で無敗をキープ

2025.06.21

【写真】トーナメント戦で見たかったコーガン。来シーズンに期待(C)PFL

＜ライト級／5分3R＞
アーチー・コーガン（米国）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
マンスール・ベルナウイ（フランス）

サウスポーのベルナウイが距離を詰めていく。左ストレート、右前からグイグイ前に出て、左スーパーマンパンチも見せた。コーガンも右を返して頭を振る。ベルナウイが左ストレートをヒット。コーガンが組んでいくと、ベルナウイは首相撲で制し、パンチをもらいながらもケージに押し込んで行く。さらに左を突き刺すベルナウイの顔面に、コーガンも右を叩き込む。首を取り返したコーガンがヒザを突き上げた。離れたベルナウイは、コーガンが中に入ってくると左ストレートで迎え撃つ。

しかしコーガンも右ジャブでベルナウイを下がらせた。互いに強打が顔面を捉えるなか、コーガンの右が突き刺さる。ワンツーで攻め立てるベルナウイ。コーガンは落ち着いて右ストレートを返していく。顔面から流血が見られるベルナウイを、サウスポーにスイッチしたコーガンが右ジャブで追い詰める。組まれたコーガンが切り返し、ハイクロッチからリフトしてテイクダウンを奪う。ハーフガードのベルナウイの顔面にパウンドとヒジを連打して初回を終えた。

2R、コーガンはオーソドックスでスタート。右に回ってベルナウイの左をかわす。距離が詰まると右を返すコーガン。ベルナウイは落ちたマウスピースを拾う。その間に距離を詰めたコーガンがシングルレッグで背中を着かせた。左にパスするコーガンに対し、ベルナウイはスクランブルから立ち上がる。コーガンの首を抱え、右ヒザを突き刺して離れるベルナウイ。右ジャブをもらいながらもコーガンが前に出て、ベルナウイにケージを背負わせた。

ここで再びベルナウイがマウスピースを落とし、自分で拾いに行く。しかし試合は続行中であり、その間にコーガンがパンチから組みつき、グラウンドに持ち込んだ。倒されてもマウスピースを落とし、また拾って口に入れるベルナウイ……なぜレフェリーが戻すまで待てないのか。これは落としているベルナウイに非がある。コーガンは肩固めをセットアップし、左にパスする。ベルナウイがケージウォークから凌ぎ、コーガンの右腕を両脚で挟んだ。鉄槌を受けながらベルナウイはコーガンの右腕を、両足でキムラのように曲げていく。凌いだコーガンが立ち上がるがスタミナの消耗が激しいか。ラウンド終了までやり過ごした。

最終回、サウスポーに構えたコーガンに、ベルナウイが左ジャブで攻め立てる。ケージを背負ったコーガンはダブルレッグへ。ベルナウイがギロチンで引き込んでから、トップ→マウントを奪取する。しかしパンチを落とすベルナウイに対し、コーガンはケージキックからトップに回った。

ハーフガードのベルナウイの顔面にヒジを落とすコーガン。ベルナウイの左目が腫れ上がり、流血も激しくなる。ベルナウイのスクランブル→ダブルレッグをスプロールしたコーガンは再び背中を着かせ、ヒジを連打。ラウンド終了間際、もぐってスクランブルに持ち込んだベルナウイが立ち上がり、コーガンをケージに押し込む。しかしコーガンが離れてゴングまで距離を取った。