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【PFL WT2025#06】補欠戦から繰り上がりのアウベスがイーゴに続いてハードリーも撃破。バンタム級決勝へ

【写真】当初トーナメント一回戦に名前がなかったアウベスが決勝進出。これもトーナメントの面白さだ(C)PFL

<バンタム級準決勝/5分3R>
マルシルリー・アウベス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26.
ジェイク・ハードリー(英国)

サウスポー同士の両者。互いに左ローを蹴り合う。アウベスがジャブからパンチをまとめて右ボディまでつなげる。ジャブと左ローを軸に打撃を組み立てるハードリー。アウベスはジャブの返しから右ボディまでつなげるコンビネーションで攻める。ハードリーはジャブから左ボディストレート。アウベスは左フックから距離を詰めて左ボディ、左カーフを蹴ってワンツー、左アッパーから右フックと鋭い打撃を繰り出す。

アウベスがジャブでプレッシャーをかけ、ワンツー、単発の左ストレート。ハードリーがジャブと左ローを返すと、前に出るアウベスは左右のボディを打ち込む。アウベスは上体を振りながら再び左右のボディ、左ストレートから右ボディ、左右のボディとハードリーのボディを狙う。アウベスはジャブを突いて、右ボディ、左のオーバーハンド、右の三日月蹴りも見せつつ、ラウンドを終えた。

2R、アウベスが左ストレートから右フック、ハードリーのテイクダウンを切る。ハードリーもジャブを突いてから右フック。アウベスはジャブを顔とボディに打ち分ける。ハードリーもコツコツとジャブを当て、アウベスもジャブ打ち分けから左を振って前に出る。ハードリーは左カーフを蹴り返すが、アウベスが鋭いワンツー。これでハードリーからダウンを奪う。ガードポジションを取るハードリーに対し、アウベスはスタンドを要求する。

スタンドで再開後、アウベスがすかさず左ストレート。ハードリーのテイクダウンを切ると、距離を詰めてワンツー、ジャブから左フック、ワンツーから右フックと手数を増やす。左カーフの蹴り合いから、アウベスはハードリーのワンツーを空振りさせて右フック、ハードリーのカーフにアウベスが右フックを合わせる。最後もアウベスが左フックから前に出た。ハードリーは左目の付近から出血する。

3R、アウベスが左ストレート、細かいジャブからパンチをまとめる。下がるハードリーに対し、アウベスは左右のボディも打ち込み、左アッパーから右フック、ワンツーと攻撃の手を休めないハードリーも距離を取りつつジャブとワンツーを返すが、前に出るアウベスが左ロングフックと左ロー。ジャブから距離を詰めてハードリーをケージまで下がらせる。ハードリーも果敢にジャブとワンツーを返すが、アウベスはバックステップでかわす。逆にアウベスはすぐに左ストレートを打ち返し、右ボディまでパンチをつなげる。

アウベスはジャブから左フック、ハードリーが前に出ようとするところ右フックのカウンターを合わせる。アウベスは下がるハードリーに左ストレート、ジャブ・ワンツー、左ボディとパンチで圧倒し続ける。最後はアウベスが両手を広げて会場を煽り、ダメ押しと言わんばかりにダブルレッグでテイクダウンを奪った。トーナメント1回戦では補欠戦からの繰り上がりでレアンドロ・イーゴを下しているアウベスがハードリーを撃破。ジャスティン・ウェッツェルの待つ決勝に駒を進めた。


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