【PFL WT2025#06】多彩なバック奪取技術を披露。ビショップがシャカロワをRNCで仕留めて決勝へ
【写真】これだけ柔術のバック奪取をMMAで存分に発揮できるファイターも珍しい(C)PFL
<女子フライ級準決勝/5分3R>
ジェナ・ビショップ(米国)
Def.2R2分07秒 by RNC
エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)
ともにサウスポー。ビショップの右ジャブに対し、シャカロワが右ローを当てる。頭を下げながらショートのパンチを繰り出すシャカロワが、シングルレッグで組んだ。ケージに押し込むとビショップが首相撲から押し倒し、マウントを奪取。体を起こしたシャカロワのバックに回り、ボディトライアングルで固めてからRNCをセットアップする。
これを凌いだシャカロワがトップへ。ビショップが下から腕十字、Kガードからスイープを仕掛け、スクランブルから立ち上がる。シャカロワが右腕を差し上げてドライブするが、ここでレフェリーが両者を分けて注意を与えた。シャカロワにケージ掴みがあったようだ。再開後シャカロワがワンツーを伸ばす。ダーティボクシングで右アッパーを突き上げ、再びケージに押し込んだ。
ボディロックで押し返してくるビショップを逆に倒したシャカロワ。ビショップも下から腕十字、三角と仕掛けていくが、立ち上がったシャカロワがパウンドを落とす。ビショップはリバースデラヒーバで尻もちを着かせ、左足に内ヒールを狙うも極められず。立ち上がったシャカロワがパウンドを落とし続けるが、ビショップはベリンボロからバックを奪取する。さらにカーフスライサーのようにシャカロワの左足へテンションをかけて初回を終えた。
2R、シャカロワが左前蹴りで距離をつくる。ビショップはシングルレッグを狙うも足を掴めず。ショートの打ち合いからビショップが飛び込み、シングルレッグで背中を着かせた。ハーフガードで守るシャカロワ。左に腰を切ってマウントに移行するビショップ。さらにバックマウントを奪取したビショップが、ボディトライアングルで固めて左腕をシャカロワの首に回す。苦悶の表情を浮かべるシャカロワをRNCで絞め上げタップを奪った。
柔術テクニックを存分に生かして勝利したビショップに、観客もUSAコールを贈る。1回戦で渡辺華奈を下したビショップが一本勝ちで決勝進出。コメインで行われるもう一つの準決勝戦=リズ・カモーシェ×エローラ・ダナの結果を待つ。