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【PFL WT2025#09】3Rに左フックを決めて女子フライ級WTを制したカモーシェが、ディチェバ戦をアピール

【写真】思い切り、左を打ち抜いた(C)PFL

<PFL WT女子フライ級決勝/5分5R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.3R2分56秒by KO
ジェナ・ビショップ(米国)

サウスポー同士、カモーシェがオーソにスイッチしてインローを蹴る。すぐにサウスポーに戻したカモーシェはビショップのショートのコンビは、冷静に見切る。左を伸ばして前に出るビショップに対し、カモーシェはサークリングで間合いを取る。右を伸ばしつつ組んだビショップが、ケージにカモーシェを押し込む。両ワキを差してクラッチしたビショップがヒザをボディに突き刺し、肩パンチを見せる。

押し返して離れたカモーシェは、ワンツーからロー。ビショップは前に出てパンチを続ける。受けの姿勢のカモーシェが、最後の10秒で粗い左右のパンチを纏め、ビショップは足を揃えて立ちパンチを被弾した。

2R、ワンツーから左ローの カモーシェは、ビショップのステップインにカウンターを狙う。カモーシェは初回より前に出るようになり、インローやカーフを蹴る。そのインローで姿勢を乱したビショップが、そのままシングルレッグからクリンチもカモーシェが逆に、小外刈りでテイクダウンを決める。

腰を切って腕十字のビショップは、スラムをされても足をすくって腕を伸ばしにかかる。腕を抜きつつ、腹ばいになったカモーシェは三角絞めに捕まる。カモーシェはビショップの体を跨いで三角を防ぐと、スクランブルからスタンドに戻りパンチのラッシュをかける。

ビショップは組んでケージに押し込み、時間を使う。ケージ際で何度か体を入れ替え、ビショップは小外掛けを切り返し、同体で倒れる。カモーシェがヒールも、足を抜いたビショップが上を取って時間に。

3R、カモーシェがインロー、右ハイを繰り出す。ビショップも左ハイを繰り出すが、様子見の展開が続く。ビショップの左オーバーハンドは届かず、カモーシェのパンチも空を切ることが多い。拳が届かない距離から、前に出てパンチを振るう両者。ビショップの左オーバーハンドをかわしたカモーシェが、右ボディから左フックを打ち抜く。

この一発でヒビショップは後方に一回転。カモーシェはパウンドの追撃で試合を終わらせ、トーナメントを制した。

41歳、衰えることない戦闘意欲を見せたトーナメント優勝を果たしたカモーシェは「スーパーファイトのメインで、ダコタと戦いたい」と笑顔で語った。


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