【PFL WT2025#09】ジャブ&TD防御に徹したヴェラスケス、判定勝利でシャカロワへのリベンジを果たす
【写真】ヴェラスケスがシャカロワの組みの強さを封じた一戦だった(C)PFL
<女子フライ級/5分3R>
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)
お互いサウスポーに構える両者。シャカロワが細かいフェイントからジャブを見せ、左ストレートからパンチで飛び込む。ヴェラスケスはバックステップしながらジャブを返す。シャカロワは左ストレートから右フック、ワンツー、ジャブからワンツーとパンチを繰り出す。ヴェラスケスもジャブを返すが、シャカロワは顎を引いてジャブ・ワンツーで前に出て、左ストレートから右フックを返す。
ヴェラスケスは変わらずジャブを突き、シャカロワはダブルレッグを見せながら離れ際にスピニングバックフィストを放つ。ヴェラスケスは続くシャカロワのシングルレッグも切り、前に出てくるシャカロワに左ストレートを合わせる。徐々にヴェラスケスがジャブで距離を支配するようになり、シャカロワのジャブの被弾が目立つ。シャカロワもジャブ、ワンツー、右フックと手数を増やすが、ヴェラスケスを捉えきれない。終了間際にシャカロワがシングルレッグに入ってヴェラスケスに尻餅をつかせるが、ヴェラスケスは背中をマットにつけずラウンドを終えた。
2R、シャカロワがワンツー・右フックからシングルレッグへ。ヴェラスケスはそれを切って離れ際にヒザ蹴りを突き差す。距離が離れるとヴェラスケスはジャブを顔とボディに打ち分け、サークリングしながらジャブを打ち続ける。シャカロワが前進すると右フックを合わせつつ、シャカロワのテイクダウンも切る。試合が再びスタンドに戻り、ヴェラスケスがジャブを当てる。シャカロワがすぐに組みつくが、ここもヴェラスケスが切る。離れ際にスピニングバックエルボーを狙ったシャカロワだが当たらない。
打撃の攻防ではヴェラスケスがジャブを当て、シャカロワのステップインに左ストレートを合わせる。シャカロワが強引に前に出て首投げ気味の投げを狙うがヴェラスケスはすぐに離れる。ヴェラスケスは徹底してバックステップ・サークリング→ジャブを繰り返し、シャカロワのシングルレッグを切ってグラウンドに持ち込ませない。残り10秒、ヴェラスケスが二段式の右の飛びヒザ蹴り。シャカロワも左ロングフックを打ち返した。
3R、シャカロワがよりプレッシャーをかけて左ストレート、ワンツーを打ち込む。ヴェラスケスはジャブと右フック、ジャブのフェイントから左ストレートを当てる。ここでシャカロワがシングルレッグに入り、渾身のテイクダウンを奪う。シャカロワはすぐに足を抜いてパスガードして袈裟固めへ。ヴェラスケスもシャカロワの脇をくぐってバックを狙いつつ立ち上がる。
結果的に試合はスタンドに戻る。シャカロワは再びシングルレッグに入るが距離が遠い。シャカロワはもう一度シングルレッグに入るが、切ったヴェラスケスが逆にスタンドでバックにつく。離れ際にヴェラスケスが左を打ち込んだ。距離が離れるとヴェラスケスは徹底してジャブ&サークリングを繰り返し、シャカロワのシングルレッグにはギロチンのカウンターも狙う。
残り40秒、試合がスタンドに戻るとヴェラスケスがジャブを当て、シャカロワのスピニングバックフィストや左ミドルは空振りに終わる。最後はヴェラスケスもスピニングバックフィストを見せて試合終了となった。ジャブで距離を支配してテイクダウンディフェンスに徹したヴェラスケスが判定勝利でシャカロワへのリベンジを果たした。