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【PFL WT2025#09】アマMMAの女王サブリナ・ソウザ、PFL初戦は一方的に攻めるもキャリア初の判定決着

【写真】終始、攻勢。打撃の攻防もできていたサブリナ(C)PFL

<女子フライ級/5分3R>
サブリナ・ソウザ(バーレーン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
サライ・オロスコ(メキシコ)

右ローを蹴ったサブリナは、足への蹴りを続けジャブを伸ばす。ワンツーを見せたサブリナに対し、オロスコは蹴りを足をキャッチするが動きが硬い。前蹴り、ワンツーのサブリナは三日月を効かせると、パンチのラッシュから組みを切ってヒザをボディに突き上げる。

さらにボディを殴り、右を顔面に打ち込んだサブリナはオロスコのスピニングバックフィストをブロックし、間合いを取り直した。一呼吸おいたサブリナは右カーフ、ワンツーを入れるが、オロスコも左ジャブから前に出る。左を当てたオロスコに対し、サブリナがダブルレッグからボディロックにもテイクダウンは取れなかった。

ギロチンから体を入れ替えて、オロスコをケージに押し込んだサブリナはシングルレッグ&アンクルピックもオロスコが耐える。離れたサブリナをパンチを打ちながら追いかけたオロスコは、ダブレッグでテイクダウンを許しバックを取られたが時間となった。

2R、左ミドルに右をカウンターでいれたオロスコは、組みにもヒザを見せる。サブリナは思い切りステップインしてダブルレッグでテイクダウンを決めバックへ。半身のオロスコに強烈な左のパンチを入れたサブリナだが、なかなか足をフックできない。ならばとサイドバックからパンチを入れたサブリナが、ボディトライアングルを完成させ背中を伸ばしにかかる。やや乗りすぎで、サブリナは自らフックを解いてバックコントロールに戻る。

腰を上げ、サブリナのバランスを崩させたオロスコが、バックを取りつつ離れる。サブリナはワンツー、左リードフックを当てるがオロスコは前に出て続ける。組んでワキ差しテイクダウンを決めたサブリナは肩固め狙いからマウントへ。残り10秒、腕十字狙いからサブリナは振り上げてヒジを落とした。

最終回、サブリナはジャブから右カーフ。スイッチして左ミドルを蹴り、右カウンターを打ち込む。サウスポーを続けるサブリナが右ジャブ、飛び込んだオロスコにショートのコンビを振るう。サブリナは左インローを蹴り、右アッパーカット。さらにショートのコンビを放ち、オーソに戻して左リードフック。ワンツー、ヒザ蹴りと一方的に攻められるオロスコは、前には出るが手はでなくなってきた。ステップインに左を合わせ、左ミドルを決めたサブリナは、残り2分でテイクダウンを決めバックに。

ボディロックでテイクダウンも、オロスコは足のフックを許さず立ち上がる。シングルでケージに押し込み、リフトのサブリナ。オロスコはテイクダウンを許さず、最後のダブルレッグを切ってヒザを入れタイムアップを迎えた。結果はフルマークでサブリナが判定勝ち。初めての15分間のファイトに勝者は、師デデ・ペデネイラスとの記念撮影にようやく笑みを浮かべた。


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