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【PFL Europe2025#04】アマMMAの女王サブリナ、ヴィシニエフスカにスプリット判定で勝利して無敗を維持

<女子フライ級/5分3R>
サブリナ・ソウザ(バーレーン)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
パウリナ・ヴィシニエフスカ(ポーランド)

IMMAF世界3連覇、バーレーン国籍のブラジリアン女子サブリナ。対するは昨年のPFL欧州女子フライ級王者のヴィシニエフスカだ。サブリナが右カーフ、ヴィシニエフスカはジャブで前に出る。サブリナは再び右カーフを当て、ジャブを顔とボディに打ち分ける。サブリナは右カーフ、ジャブからワンツー。ヴィシニエフスカもジャブからパンチをまとめる。サブリナはジャブと右カーフ、ヴィシニエフスカもジャブから蹴りにつなげる。ヴィシニエフスカが右ストレート、ジャブ・左フックから前に出る。

ヴィシニエフスカはサブリナのパンチをバックステップでかわして右フック、ヴィシニエフスカはジャブと左フックで前に出る。ここからサブリナは右カーフと左フック、ヴィシニエフスカのパンチに合わせて組みついてテイクダウンの攻防へ。ケージを背にするヴィシニエフスカを押し込むソウザ。ここは両者が離れて打撃戦に戻る。

ガードを上げて前に出るヴィシニエフスカ。サブリナはヴィシニエフスカのパンチに合わせて組んでテイクダウン。パスガードを仕掛けながらヴィシニエフスカの右腕を取って腕十字へ。これはヴィシニエフスカが腕を抜いて上のポジションを取り返す。ハーフガードになったヴィシニエフスカがパンチとヒジを落とすがが、脇を差したサブリナがスクランブルに持ち込んで上になる。

2R、サブリナがジャブと右カーフ。ヴィシニエフスカもジャブから前に出てサブリナをケージに押し込む。サブリナは両脇を差してヒザを蹴る。ヴィシニエフスカがヒジを入れると、サブリナが肩固めのクラッチを作ってテイクダウン。そのまま極めにいくが、ヴィシニエフスカはガードに戻す。

ここでヴィシニエフスカがサブリナの立ち際に顔面を蹴るが、これがグラウンド状態での蹴りと判断されて、サブリナにインターバルが与えられる。同ポジションからの再開となり、サブリナがパンチを入れながら立ち上がってパスガードを仕掛ける。ヴィシニエフスカは再び下から顔面蹴りを狙うが、サブリナがヴィシニエフスカの足をさばいてサイドポジションへ。上四方に回りつつ、亀になるヴィシニエフスカのバックに回る。

ここはヴィシニエフスカも足をフックさせず、サブリナの腰を抱えて巻き込むようにして上のポジションを取る。サブリナもすぐに体を起こして、ヴィシニエフスカががぶる。サブリナが立ち上がって四つ組みの攻防になると、ヴィシニエフスカが脇をくぐるようにバックをうかがい、サブリナの足関節を狙いを潰してインサイドガードで上になる。ヴィシニエフスカはヒジを落としつつ立ち上がってパンチを落とす。最後はサブリナがクローズドガードに捉えてラウンド終了を迎えた。

3R、互いにジャブを打ち合い、ヴィシニエフスカがワンツー、左ミドルで前に出る。サブリナが右カーフを蹴るが、ヴィシニエフスカは下がらない。ヴィシニエフスカがワンツーで飛び込み、ヴィシニエフスカがサブリナをケージに押し込む形となる。ここでサブリナが態勢を入れ替え、逆にサブリナがテイクダウンを奪ってトップポジションに収まる。サブリナは頭をつけてパスガードを仕掛けるが、ヴィシニエフスカも足でサブリナの体を浮かせ、距離が離れると下から蹴り上げ。

サブリナがその足を振ってパスガードして亀になるヴィシニエフスカのバックへ。ヴィシニエフスカが立ち上がるとサブリナがテイクダウンして細かくパンチを入れる。ここもヴィシニエフスカが背中を見せつつ立ち上がり、サブリナがヴィシニエフスカをケージに押し込むがブレイクとなる。再開後、ヴィシニエフスカがワンツー。サブリナのダブルレッグを切ってバックに回ると、サブリナが足関節を狙う。ヴィシニエフスカが距離を取ると試合はスタンドに戻る。最後はヴィシニエフスカがパンチで前に出て試合終了となった。

判定は2-1と割れてサブリナが勝利したものの、PFL欧州女子フライ級王者のヴィシニエフスカに苦戦を強いられる結果となった。


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