【PFL WT2025#06】補欠戦とは思えないハイレベルな一戦。マゴメドフが無敗ハミドフから判定勝利
【写真】マゴメドフを組みの攻防で後手に回らせたハミドフ。マゴメドフは組み際のヒジや細かい打撃で印象付けて勝利を掴んだ。(C)PFL
<バンタム級補欠戦/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
サルバルジョン・ハミドフ(タジキスタン)
マゴメドフがジャブと前蹴り。ハミドフもジャブと左ミドルを返し、右ストレートからダブルレッグで組みつく。ハミドフが右腕をマゴメドフの腰に手を回してケージに押し込む。ハミドフが左腕を差す形になると、マゴメドフは右腕を小手に巻き、左手でハミドフの顔を突き放しながら左ヒジを入れる。これをもらったハミドフだがダブルレッグでテイクダウンし、立ち上がろうとするマゴメドフのバックに回る。
ハミドフがすぐに両足フックすると、マゴメドフが立ち上がる。ハミドフはスタンドで足を四の字フックすると、マゴメドフが足のフックを外して正対する。ここでマゴメドフが左腕を差すと、ハミドフがケージに押し込む。ここでもマゴメドフがヒジを入れて離れる。試合がスタンドに戻るとマゴメドフが右ストレートと右ロー、ハミドフが右ローを返す。マゴメドフがスピニングバックフィスト、ハミドフも右ストレートを返す。マゴメドフがスピニングバックキックを繰り出し、組んだハミドフがマゴメドフをケージまで押し込む。
2R、ハミドフが右ロー。マゴメドフが右ストレート、ジャブを突く。ハミドフが細かいパンチから前に出ると、マゴメドフが組みつこうとするが、そのままハミドフが押し勝つような形でマゴメドフをテイクダウンする。ここからハミドフがすぐにバックへ回るが、マゴメドフが正対。ハミドフも股下クラッチでテイクダウンを狙う。
これを阻止したマゴメドフがヒジを入れ、両者離れ際に右をフルスイングする。試合がスタンドに戻るとマゴメドフがジャブと右ストレート、ハミドフが右ロー蹴る。マゴメドフがジャブとワンツー、ハミドフは右ローを蹴って前に出る。ここでマゴメドフが飛びヒザ蹴りを繰り出すが、組みついたハミドフがバックへ。
ハミドフがグラウンドに持ち込んで足を四の字クラッチしてRNCへ。マゴメドフは首を守りながら足を抜いて後ろ袈裟で抑え込む。ここでスクランブルの攻防になると、マゴメドフががぶってコントロールする。マゴメドフは左手で首、右手で相手の左足を抱える。ここからマゴメドフがギロチンのプレッシャーをかけつつバックを狙う。ハミドフは足をフックさせずに、両差しでマゴメドフをケージに押し込む。マゴメドフも左腕を差し返してヒザ蹴りとヒジを返す。
3R、マゴメドフが左ミドルを蹴ると、ハミドフが右を振って飛び込む。マゴメドフは前蹴りとロー。ハミドフは左フックを返して、パンチのプレッシャーをかける。マゴメドフがスピニングバックフィストを見せて組みの攻防になると、ハミドフが左腕を差してケージに押し込む。マゴメドフも左腕を差し返すが、ハミドフがケージに押し込み続ける。
マゴメドフも半身になって距離を作ろうとするが、ハミドフは完全に距離をつぶして押し込む。ここもマゴメドフは半身になって自分の左足を入れて距離を取ろうとするが、ハミドフは離れない。マゴメドフはこれでは動きがないよと客席にアピールし、レフェリーがブレイクを命じる。再開後、マゴメドフが右ロー、スピニングバックキック。ハミドフは左ミドルを返す。マゴメドフはジャブと右ストレート、ハミドフも右フックを合わせて返しの左フックまでつなげる。ハミドフが右ローを蹴ると、マゴメドフも右ストレートを返す。再び組みの攻防になると、ハミドフがマゴメドフをケージ押し込み、マゴメドフの左足にシングルレッグに入る。
離れたマゴメドフが右の飛びヒザ蹴り。これをキャッチするようにハミドフがマゴメドフをケージまで押し込む。マゴメドフが右ヒジを打ったところで試合終了となった。判定はジャッジ3名とも29-28でマゴメドフを支持。ケージに押し込む時間ではハミドフが勝ったが、組み際を含めた打撃が評価される形でマゴメドフが勝利した。