【RFC40】トーナメント本命?! シャミール・ザフロフ「100万ドルがモチベーション」
【写真】出場ファイターの誰がも実力者、厄介の相手と考えるシャミール・ザフロフ (C)KAORI SUGAWARA
15日(土・現地時間)、韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC 40において、ライト級100万ドルトーナメント本戦が開幕し、本命視されているのがロシアのシャミール・ザフロフだ。
2月の国際予選ではキ・ウォンビンをテイクダウン&コントロールで完封。韓国MMAファンにストレスを与える強さを見せつけた。そんなザフロフをファイトウィークに入ってキャッチ。トーナメントへの抱負、格闘技歴を尋ねると、ロシア人ファイターらしい飾りっ気のない自信と、100万ドルへの飽くなき欲求が語られた。
──レオ・クンツ戦が迫ってきました。現在の体調はいかがでしょうか。
「調子は良いよ。誰と対戦しようが関係なく、100パーセント実力が発揮できるよう準備をするのが私の役目だ。そして、今は100パーセントの状態で戦える」
──レオ・クンツにはどのような印象を?
「良い相手だ。打撃もグラウンドも出来る、ただどのような選手にも弱点がある。その弱点をコーチとチームのメンバーが私のために見つけてくれるんだ」
──これまでロシアを中心に戦ってきましたが、2月にロードFCで試合をしてどのような印象を持ちましたか。
「アウェイへの順応や長時間のフライトがいらない分、ホームで戦う方が減量も気楽に出来る。それでも韓国人で戦った時も多くのファンが応援してくれていると聞いた。ありがたいことだよ」
──トーナメント本命視されているザフロフ選手ですが、これまでどのような格闘技歴があって、MMAを始めたのでしょうか。
「私はあまり大きな都市ではないキジリュルトというところで生まれたんだ。ロンドン五輪柔道の100キロ級金メダリストであるタギル・ハイブラエフ、73キロ級を制したマンスール・イサエフもキジリュルト出身でね。ただ、私は柔道ではなくフリースタイルレスリングを学んだ。その後、コンバットサンボを学び、3大会連続でチャンピオンになっている」
──ではベースとなる格闘技はフリースタイルレスリングということになりますか。
「そうだね。フリースタイルレスリング、散打、そして軍隊の徒手格闘術。そこからコンバットサンボを経て、今ではMMAを戦っている。特に私の武器はフリースタイルレスリングだと思っている。なんせ、一番長いこと練習してきた初めてのコンバットスポーツだから」
──今回のトーナメントに賭ける意気込みを教えてください。
「かつてないほどビッグマネーを手にするチャンスだ。こんな大金は手にしたことはない。100万ドルを手にするために最善を尽くすよ」
──厳しいトーナメントを勝ち上がり、最後にクォン・アソルというライト級王者が待っています。
「なにも確信めいたことは口にできない。ただ、ゴールを目指してベストを尽くす。最大のモチベーションは100万ドルという賞金だよ。
そしてファンのために良い試合……華麗で壮大な試合を見せたいと思っている。私を応援してくれるファンを失望させることはだけは決してない」
■ROAD FC40対戦カード
<Road FC無差別級選手権試合/5分3R+Ex1R>
[王者]マイティー・モー(米国)
[挑戦者]カン・ドングク(韓国)
<ライト級T1回戦/5分3R>
佐々木信治(日本)
アマチュシン・フーヘンフウ(モンゴル)
<ライト級T1回戦/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国)
トム・サントス(ブラジル)
<ライト級T1回戦/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
エルヌール・アガエフ(ロシア)
<ライト級T1回戦/5分3R>
下石康太(日本)
パク・デソン(韓国)
<ライト級T1回戦/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
トニーニョ・フリア(ブラジル)
<ライト級T1回戦/5分3R>
キム・チャンヒョン(韓国)
マンスール・ベルナウイ(フランス)
<ライト級T1回戦/5分3R>
シャミール・ザフロフ(ロシア)
レオ・クンツ(米国)
<ライト級T1回戦/5分3R>
バオ・インカン(中国)
レイドン・ロメロ(フィリピン)
<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
キム・フン(韓国)
<女子フライ級/5分2R>
ライカ(日本)
キム・ヘイン(韓国)
<ライト級Tリザーブマッチ/5分2R>
ジョン・ドゥジェ(韓国)
アレクサンダー・メレスコ(ロシア)
<ライト級Tリザーブマッチ/5分2R>
イ・ヒョンソク(韓国)
パク・へジン(韓国)
<ミドル級/5分2R>
イム・ドンファン(韓国)
キム・ジフン(韓国)