【RFC40】ライト級本戦開始、ベルナウイと戦うキム・チャンヒョン「見ている人が感動できる試合を」
【写真】彼女でもあるハム・ソヒのタイトル戦のセコンドでロードFC39の計量会場に来ていたキム・チャンヒョン(C)KAORI SUGAWARA
7月15日(土・現地時間)、いよいよ韓国ソウルのチャンチュン体育館大会=ROAD FC 40でライト級100万ドルトーナメントの本戦が始まる。その1回戦でアームバー・キムことキム・チャンヒョンがマンスール・ベルナウイと対戦する。
キム・チャンヒョンは今年2月に開催されたロードFC36で元フェザー級キング・オブ・パンクラシストのアンディ・メインを判定3-0で破り、本戦出場を決めていた。
ロードFC21の佐々木信治戦で敗れ、一時は引退したものの、2年の引退期間を経て挑んだ復帰戦で勝利したキム・チャンヒョンンに、現役復帰の理由とトーナメントへの意気込みを訊いた。
──ライト級トーナメント本戦が、いよいよ始まります。
「ハイ。前回よりも体重が上がってしまったので、減量がちょっと心配です(笑)。
今はとにかくチームの他のメンバーの試合が続いているので、どうしてもスパーリング中心になってしまっています。そして試合を控えている選手たちは自分の試合が終わったら休まないといけないので……。残った選手が助けてくれたら良いですね(笑)」
──対戦相手はキム・ウォンギを破ったマンスール・ベルナウイです。
「試合映像を直近の4試合は全部見ました。相手選手との相性がそんなに良くないので、前回の自分の試合のようにポジショニング重視で、常に自分が上を取るという形を考えています」
──ライト級トーナメントに出場することになった経緯というのは。
「自分は以前、選手を引退していた時期があり、2年ほどMMAから離れて別の仕事をしていました。色々な仕事をしてみたんですが、どの仕事も胸が躍るような事はなかったです。そんな時にこのライト級トーナメントが開催されるという報せを聞いて、MMAへの復帰を決めました。
近所のおじさんのような体型になっていましたが、復帰を決めてから覚悟を決め、ひたすら体づくりに専念しました。前回の勝利がその成果です(笑)」
──当然、ベルナウイ戦での勝利が目標ですが、トーナメントが進むうえで注目している顔合わせはありますか。
「ムングントスズ・ナンディンエルデンとトニーニョ・フリアの試合ですね。自分がスタンディングの打撃ができない選手なので、それができる選手たちの試合は楽しみです。自分はリーチが短いので、打撃戦に不利だというのは分かっています」
──ブラジル、ロシア、そして日本から強豪が集まったトーナメントです。
「前回の試合に勝ってアジアのライト級選手のランキングで9位になりました。よく見たらトップテンの中に韓国人は自分だけだったので、次の試合も、その次の試合も、その次の次の試合も勝って、チャンピオンになりランキングのトップになれるように頑張ります。
心の中ではもう、自分がチャンピオンだと思っています。今まで通り練習を続けていけば、勝ち進んでいけると思います。自分は特に何か秀でている所もないし、打撃の選手のように撃ち合いもできないですけど、見ている人を感動させるような試合にしたいです。期待していてください!」