【ADWP2017】69キロ級本命はブラボー&アイザック?! 杉江は世界の若手とどう戦う?
【写真】昨年はムンジアルでライトフェザー級3位。ワールドプロでも頂点に近いアイザック・ドーダーライン(C)MMAPLANET
18日(現地時間・火)から22日(同・土)にかけて、アラブ首長国連邦アブダビのザイード・スポーツシティ内のIPICアリーナにて、アブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術チャンピオンシップ2017が開催されている。
高額の優勝料金、システム変更により一カ国から出場選手の上限が2名となった面となったワールドプロ、男子黒帯69キロ級の見所を紹介したい。
【69キロ以下級】
ブラジル人1位として本戦出場を決めているのは、昨年イサッキ・パイヴァらを倒して3位に入賞したチアゴ・ブラボー(UAEJJ)。ここにもう一人前日の予選を勝ち抜いたブラジル人選手が加わることになる。
それ以上に注目はアメリカ人枠。ここには米国モダン柔術の雄ジャンニ・グリッポと、昨年の世界大会でムスメシを倒したアイザック・ドーダーラインというアリアンシ・コンビが2枠を確保している。ハファエル・メンデスやマーシオ・アンドレ、そしてコブリーニャことフーベンス・シャーレスといった超強豪ブラジル勢の名前が見られない今回、この米国アリアンシ勢が、ブラジル人勢を抑えてワンツー・フィニッシュを決める可能性は大いにありそうだ。
さらに日本からは、今年の日本予選の85キロ級と無差別級を制したベテランの杉江大輔(カルペディェム・ホープ)が、本戦出場を決めている。かつて磨き上げた強力なトップゲームと、小手絞りをはじめとする強烈無比な極め技を世界に肉薄した白木は、現在も日本のフェザー級では頭一つ抜けた力を誇り、直前に行われたジャパニーズナショナルズの同級を制したばかり。その独自の柔術スタイルで、いわゆるモダン柔術を使いこなす世界の若手たちに一泡吹かせるシーン、そして昨年のグランドスラム東京大会の決勝で屈したブラボーへのリベンジを期待したい。