【Shooto】石橋佳大、佐藤将光と寝ても立っても殴り合いの末に0-1のドロー防衛!!
<環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
佐藤将光(日本)
Draw.1-0:30-29.29-29.29-29
石橋佳大(日本)
石橋のローに組んでいった佐藤だが、チャンピオンが受けてとめて振り回すように崩していく。大内刈りを狙った佐藤は、耐えた石橋をケージに押し込んでいく。首相撲からヒザを入れるチャンピオン、佐藤はエルボーを入れる。ワキを差し上げて一気にテイクダウンを奪った佐藤に石橋が腕十字を狙う。
ヒジを抜いてパンチを入れる佐藤に、石橋はヒザ十字。左ヒザが伸びてきた佐藤は、大丈夫だとアピールしてからロールする。ヒールに移行した石橋だが、佐藤は足を抜いてパンチ、エルボーを落としていく。強烈なパウンドを入れた佐藤は、腕十字を防いで右のパウンド、続いて右エルボー。さらに佐藤は右パウンド3連打から、左右のヒジ打ちを入れる。
スクランブルから立ち上がり、逆にテイクダウンを奪った石橋に対し、佐藤は右腕をオーバーフックで固定して、右の鉄槌を打ち込む。巻かれた腕が解けると石橋はパンチを落とすも、腕を内側に入れた佐藤が巧みに防御した。
2R、石橋の右フックに右を合わせていこうとした佐藤。王者は2発右を当てたが、逆に右を被弾してバランスを崩す。懸命に踏みとどまり、姿勢を整えたところで石橋はまたも佐藤の右を被弾して、腰から崩れ落ちてダウン。パウンドに腕十字のチャンピオン、佐藤は対応してパンチを落とす。ケージを背にして立ち上がった石橋に対し、佐藤は右ヒジを入れていく。
チャンピオンは飛びつき十字を失敗し、足をすくいにいくところでヒジを打ち落とされる。十字からオモプラッタ、シングルに出た石橋が腰をコントロールしてリバーサル、直後にマウントを奪取する。殴られながら足を戻した佐藤は、立ち上がる際もパンチを被弾する。
ここでレフェリーがブレイクを命じ石橋にドクターチャックが入る。再開後、佐藤は右を被弾。佐藤は右ミドルを返して、ワンツー。そして右を3発伸ばす。続いて左を入れた佐藤は、石橋を動かしつつパンチを合わせていった。
最終回、左から右を入れた石橋は、佐藤をケージに詰めて押し込む。石橋はシングルレッグへ、頭を押して足を外側に外して防いだ佐藤は、続く石橋の大内刈りを防ぐ。石橋が押し込む展開が続き、レフェリーがブレイクを命じた。
右スレートを入れた佐藤は、石橋の前進に右を当てる。石橋は殴られても前に出て、右フックからダブルレッグを決める。ガードを取った佐藤は下からエルボーも、石橋は鉄槌を連打する。
立っても寝ても乱打戦、石橋は驚異的なスタミナを誇り、動きが止ることがない。佐藤も下からヒジを入れ、石橋は鉄槌を連打する。石橋をガードの中に入れて、ポジションを許さない佐藤は頭を振って鉄槌をよける。
ガードを続ける佐藤は立ち上がるという選択はなく、エルボーを続ける。ヒジと拳の打ち合いの果てに試合はタイムアップに。ラウンド毎に攻守が入れ替わるような局面が続いた激闘──、佐藤は2Rにダウンを奪っている。
結果、30-29で佐藤。29-29、ドロー。最後の1人は29-29ドローで、王者・石橋のドロー防衛となった。