【Special】2016年の新チャンピオン──5月編──於MMAPLANET
【写真】デェダムロンのための大会で、生贄として差し出された内藤のび太が見事にRNCを極めONE世界ストロー級チャンプに (C)MMAPLANET
今週末はクリスマスということもあり、海外のメジャーMMAイベントもウィンターブレイクに入った。そして国内ケージ大会も開催はなく年末のイベント再開前に今年、誕生したMMAチャンピオンをMMAPLANET上で振り返りたい。
題して──2016年の新チャンピオン、今回は5月に誕生したチャンピオンを紹介します(戦績は王座奪取時点)。
■5月6日 ONE41 @シンガポール・カラン シンガポール・インドアスタジアム
【ONE世界ライトヘビー級(※102.1キロ)王座】
ホジャー・グレイシー(ブラジル)def.ミカル・パスタルナック(ポーランド)
ホジャー・グレイシー
1981年9月26日生
MMA戦績:8勝2敗
「一時はMMAから撤退も考えていたホジャー・グレイシーが、ONEで活動継続を決めてから1年半。そして1年半ぶりの試合は急遽ヘビー級王座決定戦となり、1R2分13秒で肩固めを極めMMAで初の王座奪取となった。ミドル級との2階級制覇を宣言したホジャーは、その後はまだケージに足を踏み入れていない」
■5月7日 Invicta FC17@カリフォルニア州コスタメサ OCフェアー&イベンツセンター内ザ・ハンガー
【Invicta FC世界女子ストロー級王座】
アンジェラ・ヒル(米国)def.リヴィア・ヘナタ・ソウザ(ブラジル)
アンジェラ・ヒル
1985年1月12日生
MMA戦績5勝2敗
「非UFC女子ファイターで最強と思われたヘナタ・ソウザをスプリットで下したアンジェラ・ヒル。デビュー2戦目でUFCデビューを果たした彼女は1勝2敗でリリース。11月には初防衛にも成功し現在4連勝中──の魅津希と浜崎朱加のターゲットだ」
■5月14日 UFC198@ブラジル・パラナ州クリチバ アレナ・デ・パイシャーダ
スタイプ・ミオシッチ(米国)def. ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
スタイプ・ミオシッチ
1982年8月19日生
MMA戦績15勝2敗
「クリチバのファンを一瞬にして静寂に追い込んだワンパンKOで王座奪取を果たしたミオシッチ。アウェイのスタジアムショー=4万5000人の前で新チャンピオンとなった彼は9月に地元オハイオ州クリーブランドでアリスター・オーフレイムをパウンドアウトし初防衛に成功した」
■5月22日 Grachan23@東京都江東区ディファ有明
【Grachanライト級王座】
阪本洋平(日本)def. 宇良健吾(日本)
阪本洋平
1986年9月20日
MMA戦績11勝3敗3分
「キャリのスタートが2敗2分だった阪本は、宇良を破りGrachanライト級王座獲得でインディトップに。格闘家として食っていかないことを明言している彼は、ライト級王座防衛に色気はなく、フェザー級に落とし同フェザー級チャンピオンに大澤茂樹へ挑戦することが決まっている」
■5月27日 ONE41@タイ・バンコク インパクト・アリーナ
【ONE世界ストロー級(※56.7キロ)王座】
内藤のび太(日本)def.デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)
内藤のび太
1984年2月17日生
MMA戦績11勝0敗
「ONE初のMMAビッグショーのメイン。ルンピニー3階級制覇のデェダムロンが、MMAの普及とムエタイの復興を背負い、全面的なサポートを受けるなか、内藤はテイクダウンから極めに拘り見事な世界王座奪取。10月にはミャンマーでフィリピン人ファイターのジョシュア・パシオを破り初防衛戦に成功している」
■5月27日 KSW35@ポーランド・ソポト エルゴ・アリーナ
【KSWライト級王座】
マテウス・ガムロ(ポーランド)def.モンス・バナウイ(フランス)
マテウス・ガムロ
1990年12月11日生
MMA戦績11勝0敗
「東欧の格闘技大会となったポーランド。BellatorからUFCに映ったマーチン・ヘルド以上の実力者という評判も高いガムロは、殴って極めることができるファイター。10月にブラジルのヘナト・ガブリエルをクロスヒールから内ヒールの連係で破り、初防衛を果たした」