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【UFC ESPN68】ガムロが徹底的にTD&コントロール。フルマークのユナニマス判定でクラインを下す

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ルドヴィット・クライン(スロバキア)

サウスポーのクラインに対し、ガムロが右を伸ばす。左に回るクライン。ガムロはワンツーでクラインにケージを背負わせる。頭を下げて中に入ってくるガムロへ、クラインがワンツーを打ち下した。ガムロが右ミドルハイでけん制する。クラインがワンツー、さらに左ヒジを見せたところでガムロが腰を落としたが、これはダッキングなのか。体勢を立て直したガムロが左を浴びたあと、シングルレッグでテイクダウンする。バックコントロールからヒザで削るガムロ。さらにバックから右アッパーを突き上げる。ガムロが足を払って崩し、引き倒した。左腕を首に回しに行くも、その手首をクラインが抱えてラウンド終了まで凌いだ。

2R、ガムロが左ジャブを突きながら距離を詰め、シングルレッグで背中を着かせた。クラインはクローズドガードへ。その顔面にガムロが左ヒジを垂直に落とす。クラインもパウンドを受けながらも、下から左ヒジを突き刺し返した。ガムロが右足をまたいだ。クラインもすぐにハーフからクローズドに戻す。再び左に回ったガムロ。クラインがガムロの体を浮かせ、クローズドに戻した。ガムロはパウンドとヒジで削り続け、さらにネッククランクで首にテンションをかけていく。立ち上がってパスを狙ったガムロに対し、クラインはうつ伏せに。ガムロがバックコントロールで揺さぶり、離れ際に右ハイを放った。ガムロは左に回り、クラインの左スピニングバックフィストをかわしながら、ラウンドの残り時間を消化した。

最終回、クラインが右ジャブを伸ばす。ガムロは頭を下げて右ボディストレート。右ミドル、右ハイと蹴りを散らし、シングルレッグで飛び込むも、これはスプロールされた。クラインの左ハイをスウェーでかわすガムロ。逆転を狙って前に出て来るクラインに対し、ガムロはサウスポーにスイッチした。シングルレッグで入るとカウンターでヒザをボディに受け、再びスプロールされてしまう。互いに疲労からか動きが落ちる。クラインの左ストレートがガムロの顔面を捉えた。ガムロも速いパンチで対抗していく。クラインの左ミドルがヒット。残り1分30分でガムロがシングルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。クラインはクローズドガードから亀、そしてハーフガードに。ガムロはパンチとヒジで削り続ける。フィニッシュを狙ってパウンドを強めたが、クラインも試合終了まで耐えた。

ガムロがジャッジ3者ともフルマークの判定でクラインを下した。


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