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【UFC ESPN68】2年5カ月ぶりのオクタゴン。ナシメントが2Rからグラウンドでフィリョを攻め続け判定勝ち

<フライ級/5分3R>
アラン・ナシメント(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ジャフェル・フィリョ(ブラジル)

ナシメントは2年5カ月振りの実戦だが、計量オーバーで試合に臨む。ナシメントが左に回りながら右カーフを蹴る。フィリョが左ジャブを伸ばしたところに、カウンターで右カーフを蹴った。フィリョが距離を詰めると、ナシメントがケージを背負う。パンチを振ってから組みついたフィリョはボディロックで左右に揺さぶっていく。両腕を差し上げたフィリョが左に振ったが、ナシメントが凌いだ。ナシメントは切り返してシングルレッグを狙うも、組み切ることはできず。

反対にフィリョが倒してマウントを奪取した。すぐにナシメントもガードに戻し、ハーフから足を上げる。サブミッションをセットアップできず、フィリョを蹴って離した。すぐにグラウンドに戻ったフィリョがバックマウントを奪い、ボディトライアングルへ。右腕を首に回してRNCを狙う。体を起こすナシメントだが体勢を変えることはできず。マウントになったフィリョは肩固めも狙う。体を起こしたナシメントの首を左腕で捕らえ、ワンハンドで絞め上げる。ここはナシメントが初回終了まで耐えた。

2R、前に出るフィリョを右カーフと左テンカオで迎え撃つナシメント。しかしフィリョの勢いは止まらず、ボディロックからシングルレッグ、さらにアンクルピックでグラウンドに持ち込む。起き上がったナシメントのバックに回るフィリョ。バックコントロールからリフトしてグラウンドへ。しかし腕十字を狙ったところで前に落とされ、ナシメントにトップを奪われてしまう。右にパスしたナシメントは右腕を枕にしてサイドで押さえ込む。さらに右ヒジを落としてからマウントを狙うが、ここはフィリョがディフェンスした。するとナシメントは肩固めを狙うも極められず。フィリョはガードに戻すも、ナシメントが右足をまたぎ、右ヒジを落としながらパスを狙い続けてラウンドを終えた。

最終回、やはりフィリョが距離を詰める。右ストレートでナシメントを下がらせる。右ボディをもらいながらもシングルレッグで組んだナシメントだが、フィリョがスプロールからバックへ。しかしナシメントが切り返してトップに回る。フィリョが体を起こした瞬間に、シングルバックから左腕を首に回していくナシメント。正対したフィリョが左足を取りにいくも、ナシメントがトップをキープした。立ち上がったフィリョのバックに回ったナシメントが、グラウンドに引き戻す。バックからパンチで削り、RNCを狙う。フィリョも極めさせず、そのまま試合が終了した。

裁定はナシメントがユナニマス判定勝ち。2年5カ月ぶりのオクタゴンで、連勝を3に伸ばした。


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