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【OFC14】信達×ラーソン=ウェルター級王座決定戦。漆谷も出場

2014.01.14

Suzuki vs Larson

【写真】2014年OFC最初の大会で鈴木信達とブロック・ラーソンによって、初代OFC世界ウェルター級チャンピオンが決定する。勝者がベン・アスクレンと絡むことになるのだろうか……(C)MMAPLANET

13日(月・現地時間)、OFCより3月14日(金・同)にマレーシアの首都クアラルンプールのスタジアム・ネガラで鈴木信達とブロック・ラーソンの間で、OFC世界ウェルター級王座決定戦が行われることが発表された。

鈴木は本来、昨年11月15日のOFC12でアダム・カユーンと初代OFC世界ウェルター級王座決定戦を戦う予定だったが、カユーンの欠場でヴィトー・ピントとのノンタイトル戦でお茶を濁すことになった。しかも、大会前日にピントがドクターチェックに通らず、試合自体が消滅という散々な目にマレーシアであっている。

再度、マレーシアで世界王座に挑むことが決定した鈴木だが、OFCと条件が合わず契約がまとまらないローカルファイターのカユーンでなく、ラーソンという手強いファイターと相対することなった。UFC&WECベテランのラーソンはキャリア37勝7敗で、OFCでは昨年4月にミドル級でメルビン・マヌーフを破っている。テイクダウン&パウンダーという印象が強いラーソンだが、長い間キャッチレスラーのグレッグ・ネルソン門下だったこともあり、実は関節技に長けている。UFCでもマイク・パイルに肩固めを極めたことがあったが、RNCと腕十字以外にキムラ、キーロックなどホールドダウンからのサブミッションを得意としている。

鈴木との接点を探るとすれば、鈴木が2分09秒でRNCによって敗れている中村K太郎と、UFCで戦い判定勝ちを収めている。鈴木にとって、ラーソンはOFC初陣で勝利したフィル・バローニと違い、完全にフック系から組みついてテイクダウンを狙ってくるだけに、より厳しい相手といえる。打撃に賭けるのが最良の作戦となることは間違いない鈴木の仕切り直し、王座決定戦だ。

なお、今回のプレスリリースでは漆谷康宏の出場も合せて発表されており、対戦相手は修斗ブラジルで王座を獲得しているアドリアーノ・モラエスとなった。キャッチウェイト戦でユサップ・サーデュラエフと戦ったOFCデビュー戦で判定負けを喫したモラエスだが、非常に手強い相手であることは間違いない。さらにケビン・ベリンゴンとキム・デフォンのバンタム級戦、シェリリン・リン×アン・オスマンの女子ストロー戦が正式アナウンスされた同大会では、未発表だがエディ・アン×カメル・シャロルスという興味深いライト級戦もマッチアップされる模様だ。

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