【OFC14】間合いを制された漆谷、RNCでモライシュに敗れる
【写真】ここまえ深く入ってしまうと、もうタップするしかなかった。2Rに入り距離も初回よりは掴めてきたように見えた漆谷だったが……(C)ONE FC
<フライ級/5分3R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
Def.2R3分48秒by RNC
漆谷康宏(日本)
長身のモライシュ、漆谷は左に回り蹴りのフェイントを見せる。モライシュの右ハイが伸びるが、漆谷は避けて間合いを外す。互いにローは空振りし、モライシュが前に出てくるとスッと漆谷は距離を取る。モライシュは右前蹴り、左フックは届かない。モライシュの右が漆谷の顔面を軽くヒットする。漆谷は右ローを入れるが、これは危ない。モライシュの右ハイをブロックした漆谷が前に出ようとすると、前蹴りに阻まれる。
漆谷の左回りを右ミドルで止めに掛かるモライシュ、漆谷も左ハイを繰り出す。モライシュの飛びヒザをギリギチでかわした漆谷だが、そのまま組まれる。ヒザをボディに入れ、距離を取ったモライシュは、漆谷の左の蹴りを掴んでパンチを入れていく。残り20秒、シングルからボディに腕を回したモライシュが漆谷の顔面に連打を入れる。距離、手数ともにモライシュのラウンドとなった。
2R、右ローを入れて左に回った漆谷、モライシュは右ハイを見せる。続く漆谷の右ハイが顔面を捉えそうになると、モライシュが強引な組みを見せる。続くモライシュの左をよけた漆谷だが、右を受ける。漆谷の左ヒザでバランスを崩したモライシュ。高度な間合いの取り合いに、レフェリーは試合をストップし、「もっとアクション」と興ざめの指示を送る。続くモライシュのテイクダウン狙い+押し込みを凌いだ漆谷は左へ回る。パンチからヒザを突き上げ、離れたモライシュが、ダブルレッグから尻餅をつかせる。漆谷の起き上がり際にバックに回りRNCへ。首を先に入れ、そのままスタンドの状態で両足をフックしたモライシュが後方に倒れ込む。完全に左腕が喉下に食い込んでおり、漆谷はタップを余儀なくされた。