【OFC14】ドロドロの試合でシャロルスが、セクストン下す
<ライト級/5分3R>
カマル・シャロルス(イラン)
Def.3-0
アリエル・セクストン(コスタリカ)
左を伸ばすセクストンがローを蹴り込むが、シャロルスがフックでプレッシャーを与える。ワンツーを返したセクストン、シャロルスが右を打ち込み追撃を狙うも突っ込み過ぎてバランスを崩す。打って、打たれてという展開が続くなかでシャロルスがダブルレッグからスラム気味にテイクダウンを奪う。右のパウンドを落としたシャロルスは、セクストンの立ち上がり際にボディを入れる。小手投げ狙いのセクストン、同体で崩れ立ち上がると、シャロルスが左から右を見せる。
残り1分30秒、シャロルスがセクストンのヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンへ。ハーフから顔面にパンチを入れる。立ち上がったシャロルスがローを蹴り、セクストンが立ち上がったところでシングルからパンチを入れる。乱打戦を嫌がった風も見られたシャロルスが、テイクダウンを2度決め初回を取った。
2R、セクストンはサウスポーへスイッチを織り交ぜながら、ジャブを伸ばす。左から右を入れたセクストンだったが、シングルからバックを取られる。すぐに胸を合せて距離を取ったセクストンは、1分20秒を経過したところでまたもテイクダウンを許す。スタンドに戻ると、すぐにシャロルスが足を取りに行きパンチにつなげる。ここで動きが落ちたシャロルスは、ヒザを顔面に被弾しテイクダウン狙いを切られバックに回られる。セクストンがRNCを狙うと、すぐに胸を合わせたシャロルスがスタンドへ戻る。続くコンタクトで、シャロルスがテイクダウンからパスへ。胸を合せてセクストンが立ち上るも、直後にテイクダウンに成功する。
明らかに疲れているシャロルスだが、餅は餅屋、テイクダウンは絶対的に強い。しかし、その他の動きは落ちるばかり、マウントをすぐに返されたシャロルスは、セクストンをケージに押し込み2Rを戦い切った。最終回、ジャブからローを繰り出すセクストンが、連打でシャロルスを押し込むも、シングルで尻餅をつかされる。すぐに立ち上がったセクストン、組み一本槍となってきたシャロルスにヒザを入れるも、ダブルレッグで尻餅をつかされる。
蹴り上げから立ち上がったセクストンの顔面に右を打ち込んだシャロルス。シャロルスもショートのワンツーから後ろ回し蹴りを見せたが、これは空振りに。残り2分を切り、シングルから腰をコントロールして、またもテイクダウンに成功したシャロルスだが、セクストンはケージウォークから態勢を変えてバックマウントへ。ここでも簡単に胸を合わされ、シャロルスを掴まえ損ねたセクストン……。残り10秒で、小外掛けでテイクダウンを決め試合を決めたシャロルスが、10カ月ぶりのOFC出場で同イベント2勝目を挙げた。