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【ONE51】メインはタン×シャロルス。エウベウ・バーンズ&アレックス・シウバを要チェック!!

Burnes & Silva【写真】エウベウ・バーンズ、アレックス・シウバ──タイトル戦線を睨む上で気になる両者のハイブラエフ、そしてドリゲス戦だ (C) MMAPLANET

明日、19日(金・現地時間)にマレーシアはクアラルンプールのスタジアム・ネガラでONE51「Throne of Tigers」が開催される。メインはライト級のエブ・ティンがカメル・シャロルスと対戦する一戦だ。


マレーシア系ニュージーランド人ファイターのティンは、9月にはロブ・リシタを下し3連勝を達成、好調を維持している。対して、2014年8月に当時の世界ライト級チャンピオン青木真也に挑戦経験のあるシャロルスは、なんとその青木戦以来、実に2年5カ月振りの実戦復帰となる。ティンがタイトルコンテンダーに勝利し、4連勝でタイトル挑戦へ──そんなに青写真が目に見えるようなメインといえる。

このメイン以上に日本のファンに注目してほしいファイトが2試合、一つ目が1年5カ月振りにケージに戻って来るエウベウ・バーンズが、10連勝中のロシア人ファイター=モヴリッド・ハイブラエフと対戦するフェザー級マッチだ。

ONEでは元PXC王者のハリス・サリエント、田中半蔵、元フェザー級王者ホノリオ・バナリオ、そして同じくロシアのティモフィ・ナシューヒンらを下し、5連勝。MMA全体でも6戦負けなし──イヴォルブMMA期待のバーンズだが、盟友ゾロことソロパベル・モレイラが事実上の引き抜きにあうような形でイヴォルブを離れ、この間に彼も続くのではないかという見方がなされてきた。今大会に参戦するということは、イヴォルブに留まったと考えられるバーンズ。新計量方法採用により、ライト級転向もあるかと思われるほど、かつはリカバリーの権化だっただけに、どのような肉体でケージに現れ、ハイブラエフと相対するのかも気になるところだ。

ハイブラエフはロシアのトップMMA大会=FENのフェザー級GPで優勝するなど、次から次へと現れるMMA帝国の猛者の一人。打撃も組みもでき、極めがあるというロシア人らしいファイターは、柔道流の投げも得意としている。バーンズとしては、組んで倒してからが勝負。倒せないというスタミ切れも懸念される。

対して、ハイブラエフはナシューヒンがそうであったように一流黒帯柔術家のタイトかつ流れるようなブラジリアン柔術のトランジッションに対応できるのか。チャンピオンもロシア人のフェザー級、この一戦の勝者がタイトル戦線に躍り出ることは間違いない。

タイトル戦線に影響を与えるといえば、内藤のび太が王者に君臨するストロー級=アレックス・シウバ×ロイ・ドリゲスの一戦も要チェックが必要だ。前王者デェダムロン・ソーアミュアイシルチョークに挑戦経験のあるドリゲスを、オリジナル・イヴォルブ・メンバーにして出戻りのシウバが倒せば、一気にタイトル戦線に浮上することも十分に考えられる。

■ONE52対戦カード

<ライト級(※77.1キロ/5分3R>
イブ・タン(ニュージーランド)
カメル・シャロルス(イラン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
アマド・ムスタバ(パキスタン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
エウベウ・バーンズ(ブラジル)
モヴリッド・ハイブラエフ(ロシア)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アン・オスマン(マレーシア)
ブイー・スレイチャイ(カンボジア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジェフ・フアン(台湾)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
ロイ・ドリゲス(フィリピン)

<バンタム級(※61.2キロ)/5分3R>
サイフル・メリカン(マレーシア)
ベルナルド・ソリアノ(フィリピン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
プリシーラ・ジャオル(インドネシア)

<バンタム級(※61.2キロ)/5分3R>
モハメド・アイマン(マレーシア)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
モハメド・アイマン(マレーシア)
エドゥアウド・ノヴァエス(ブラジル)

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