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【ONE162】シウバのコントロールは評価されず。パンチを出し続けたバラルトがスプリット判定勝ち

<130.75ポンド契約/5分3R>
グスタボ・バラルト(キューバ)
Def.2-1
アレックス・シウバ(ブラジル)

サウスポーのバラルトが左ロー。シウバは打ち終わりに大きな右を振るう。距離を詰めてくるバラルトに対し、スイッチするシウバ。バラルトは大きな右を繰り出す。シウバのシングルレッグをカットしたバラルトがスタンドで攻める。ワンツーで左を伸ばすバラルト、シウバは組みつくと引き込み、バラルトの足に絡みついた。しかしバラルトは足を抜いて立ち上がる。

シウバも立ち上がりスタンドに戻ると、バラルトが組んでケージへドライブ。シウバをケージに押し込みながら、離れ際に左右フックを放った。ケージ中央に戻るバラルトに対して、プレッシャーをかけていくシウバ。バラルトはローとワンツーを見せる。バラルトの左クロスがヒット。シウバが下がる。バラルトは左ボディストレートを突き刺した。

二段蹴りを放ったシウバにシングルレッグを狙ったバラルト、シウバは足に絡みつきバラルトの右足にヒールフックを仕掛ける。相手の動きに合わせて外ヒール、内ヒールと切り替えるが、ここは極めることができなかった。

2R、バラルトが右ローを散らしながら、さらに左ローを当てた。シウバがシングレッグから引き込む。フルガードから相手の右腕を絞り込むも、バラルトはすぐに腕を抜いた。ケージに押し込まれながら足を上げていくシウバ。これを潰したバラルトがパンチを落とす。バラルトが離れると、シウバもすぐに立ち上がった。

スタンドではバラルトが左右のフックを打ち込む。対してプレッシャーをかけるシウバ。飛び込んで左ストレートを当てたバラルトに対し、シウバはプレッシャーをかけ続け、相手にケージを背負わせてから右バックスピンキックを見せた。バラルトの左ストレートをブロック、あるいはクリーンヒットを許さないシウバ。サウスポーにスイッチして距離を詰める。

バラルトが入ってきたところに右フックを合わせたシウバ。体を振りながらパンチとローを当てる。バラルトの左インロー、そして左ストレートがヒット。シウバも押し返して右バックスピンキック、相手をケージに追い込んでから右ヒジを振るっていった。

最終回、開始早々シウバが前に出る。ローを繰り出しながら下がるバラルト。シウバの右ハイの打ち終わりにパンチを放つも届かない。足を滑らせたバラルトをガブるシウバ、バラルトはすぐに離れた。シウバの蹴りをブロックしてパンチを伸ばすパターンになったバラルトだが、そのパンチはシウバの高いガードに阻まれてしまう。

シウバの右バックスピンキックが、バラルトの顔面をかすめた。距離を詰めてくるバラルトを、蹴りで捌くシウバ。バラルトが組んできたところで、首相撲からシングルレッグでグラウンドに持ち込む。さらにシウバがバックを狙ったところでバラルトが立ち上がった。

スタンドで中に入ってくるバラルトに、カウンターで右ヒジを狙ったシウバ。距離を保ちながら、左ジャブと左フックを当てる。バラルトはシングルレッグで組みつき、リフトアップからシウバを叩きつけたが、クリーンテイクダウンはならず。すぐに立ち上がったシウバがロー、右ヒジ、カウンターのフックで捌く。ラウンド終了間際、バラルトはシングルレッグを仕掛けるもシウバがスプロールした。

試合はシウバがコントロールで勝ったかに思われたが――スプリットでバラルトの勝利に。勝者のバラルトは試合後のインタビューで「誰と戦うかは問題じゃない。チャンピオンと戦う。ここONEで世界チャンピオンになるんだ」と語った。


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