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【OFC14】BJ、計量失敗レオーネ相手にやるせない完敗……

2014.03.14

Lone

【写真】スタンドもプレッシャーもあり、初回にペースを握られたのが痛かったBJ。しかし、体重を落とせなかった選手の勝利は複雑だ(C)ONE FC

<キャッチウェイト/5分3R>
アンドリュー・レオーネ(米国)
Def.3-0
BJ(日本)

レオーネが2キロ以上オーバーでキャッチウェイト戦となった一戦。絶対に負けたくないBJは、チーム横浜所属とコールされる。体重を落とすことを諦め、血色の良いレオーネの前蹴りでバランスを崩すも、BJはスタンドで待つ。ショートフックの連打に頭を低くして組みに行ったBJは、そのままいなされガードを強いられる。ハーフからパウンドを落すレオーネは右エルボーを狙う。レオーネは後頭部へパンチを連打し、レフェリーが注意を与える。

BJはエルボーを受けて、体を起こしていくが、しっかりと抑え込まれてしまう。レオーネは左の鉄槌と右のエルボーを落すも、ここでブレイク。助かったBJ、スタンドに戻り左を伸ばす。レオーネのスピニングバックフィストを余裕で避けたBJが、頭から突っ込んでいくとレオーネが引き込む。そのまま30秒が過ぎ、BJは有効な打撃を落とすことなくラウンド終了を迎えた。

2R、サウスポーに構えたBJは蹴り足をキャッチして右を入れる。右フックを入れ、テイクダウン狙いを切ったBJだが、レオーネが引き込みで、バランスを崩し再びガードを強いられる。肩固め狙いのレオーネ、BJはこれを外す。一瞬、シッティングになるも潰されてパスを許したBJはヒザを受けないように右手を伸ばす。腰を押すBJだが枕で固められ、ボディにヒザを受ける。足を戻せないBJは、体を捩じって立ち上がろうとするも、首をコントロールされ、立てない。ギロチンに入ったレオーネ、BJは首をコントロールされ再び組み伏されて、連続でラウンドを失った。

3R、サウスポーから右の伸ばすBJだが、レオーネはステップバック。BJの前進にダブルレッグを合せて、テイクダウンからバックを伺う。背中を譲ったBJは両足をフックされる。エルボーで眉間が大きく腫れ始めたBJは胸を合わせにいくところでRNCを仕掛けられる。レオーネは極めに拘らず、バックグラブで時間の経過を待てばいい。胸を合わせる動きに、合せて腰をコントロールしてきたレオーネはBJを立ち上がらせない。起き上がったBJだがワキを差されて、またもテイクダウンを取られてしまう。残り80秒、追い込まれたBJ。レオーネはパスからサイドへ、抑え込みを続けるレオーネ、左のエルボーを落とし、亀になったBJに腕十字を仕掛ける。腕を抜いたBJが立ち上ったところで試合が終了した。

判定はレオーネに。試合内容は判定通り、レオーネが圧倒した。ただし体重を2キロ落とす努力をレオーネがしていれば、あの動きができたのかと考えると――BJは無念の完敗劇となった。

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