【Bellator165】MVPマイケル・ペイジ不発も、スプリット判定でゴンザレス振り切る
<ウェルター級/5分3R>
マイケル・ペイジ(英国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
フェルナンド・ゴンザレス(米国)
大きく左手を差し上げて、前に出るペイジ。ゴンザレスはサウスポーの構えから左ミドルを見せる。左ミドルを放ったペイジは、左ジャブを打ち込みゴンザレスの前進はバックステップでかわす。ガードを下げたままのペイジは左ジャブ、今にもヒザが飛んできそうな構えからジャブを続ける。
ペイジの右に左を合わせていこうとしたゴンザレスだが、前に出ることができない。ジャブを続け、右ストレート。ペイジは後ろ回し蹴りのフェイント、左ミドルをかわして右ストレートを伸ばす。ガードの上から右ハイ、派手な動きを魅せつつ距離には慎重なペイジは、ヒザ蹴りやジャンピングからスピニングバックキックを見せ初回が終わった。
2R、プレッシャーを強めたペイジが右フック、構えを変えて腕を振り回していくも、そこにゴンザレスが左ミドルを蹴っていく。サイドキックを頭上に伸ばすペイジは手をふらつかせ、腰を振る動作を見せる。このリーチの長さと、目の前を空域にパンチを出されるといよいよ前に出ることができなくなる。
ペイジがバランスを崩したところで、前に出たゴンザレス。ペイジは距離を取り直し、右ローをかわす。動きは多いが、手は少ないペイジ。サイドキック、関節蹴りを繰り出すペイジは、その後がない。と、ワンツーで前に出るが、踏み込みは強くない。ペイジはジャンプして飛び込みミドル、飛びヒザの形を見せラウンドを締めくくった。
最終回、ペイジのスピニングバックキックをキャッチし、組んでいったゴンザレス。ケージにペイジを押し込むも、パンチを打った時にペイジが離れる。ワンツーで前に出るがかわされたゴンザレスが、右ミドルを届かせる。左右にステップを踏むペイジに対し、ゴンザレスは前に詰めていく。左ジャブと右ボディを見せたペイジに攻めるように注意が入る。
ペイジは右ロー、左ハイ、右と左のワンツーを打っていく。それでも前に出るゴンザレスの左ミドルが入る。回るペイジは左ジャブ、ゴンザレスも左を当てて組みに行く。小外刈り、左エルボーと攻めてイクゴンザレスだが、ペイジも大内を見せる。離れて距離を取った両者、ここでタイムアップに。
最終回はゴンザレスのラウンドとなってもおかしくないが、1Rと2Rは判断が難しい。果たしてMMAに手を出させなったという評価はあるのか。結果、スピリットでペイジが判定勝ちを収めた。