【UFN100】ケイシー善戦もガデーリャがテイクダウン奪い続け、フルマーク判定勝ち
<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル/1位)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
コートニー・ケイシー(米国)
ヨアナを最も追い込んだファイター、ガデーリャ。母国凱旋で格下といっても過言でないケイシーと対戦。明らかな身長差があるなか、ガデーリャは右から左を伸ばして前に出る。ワンツーで逆に前にでたケイシー、ガデーリャは間合いを取り直しして左フックを打っていく。パンチから組んだケイシーがヒザ蹴りボディに入れる。体を入れ替えたガデーリャが左フックをヒットさせる。
続く打撃の間合いで、完璧なタイミングでダブルレッグを決めたガデーリャに蹴り上げを見せたケイシー。クローズドガードを割りつつパンチを入れると、ガデーリャはヒールを狙う仕種も見せた。立ち上がったケイシーが払い腰でガデーリャを投げるも、そのままの勢いを生かしてガデーリャがトップをキープし初回を戦い終えた。
2R、ケイシーが組んできたところで体を入れ替えたガデーリャが、左右のフックを放って距離を取り直す。厳しい戦いが予想されたケイシーだが、左ハイ、右前蹴り、パンチから組みと善戦を見せる。ガデーリャはエルボーで離れて、重いパンチを打ち込むとダブルレッグでテイクダウンとケイシーの頑張りの上を行く攻撃を見せる。
接近戦で右アッパーを打ち込んだガデーリャは、ケイシーのクリンチにヒザを入れ、離れて追いかけてくるとダブルレッグを決める。ガードの中からパウンドを落とし、ガデーリャは2Rを連続で取った。
最終回、ケイシーのボディに対し、テンプルに右フックを打つガデーリャ。低く小さく構えるケイシーの右が大きくなると、真っ直ぐをカデーリャが打ち込む。まっすぐ前に出て足が揃ったケイシーをダブルレッグで倒したガデーリャは、シッティングのケイシーの頭部を蹴り上げてしまう。
明白な反則に、時間を掛けてゆっくりと立ち上がったケイシーはかなりきつそうな表情を浮かべている。ケイシーは再開に応じるも、この反則にペナルティがないのはおかしすぎる。
左フックから右を伸ばすガデーリャは左腕を差して、テイクダウン。暫く抑え込んで残り90秒になると、自ら立ち上がる。右フックを打ち込むガデーリャに対し、ケイシーも右を打ち返す。続いてガデーリャは左フックを当てて組み付くと、一気にテイクダウンを奪ったニアマウントに、肩固めを見せ最後までフィニッシュに拘ったガデーリャは要らぬ反則を犯してしまったが、スコア上はフルマークで問題なく勝利を収めた。