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【UFC ESPN17】イェン・シャオナンが2R以降、制空権を支配しガデーリャに判定勝ち、UFC6連勝達成

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)

ジャブ、ロー、リードフックからワンツーと打撃を交換する両者。ガデーリャのジャブを受けたイェン・シャオナンが下がる。パンチで距離を詰めたガデーリャは、打ち気に逸るイェン・シャオナンからテイクダウンを奪う。足を束ねて、ケージに詰められたイェン・シャオナンは立ち上がるも、ガデーリャがケージに押し込んだ状態が続く。シングルもウィザーで耐えるイェン・シャオナンに対し、ガデーリャが両腕を差す。

ケージ際のクリンチ&ヒザという展開が続き、残り1分でレフェリーが両者を分ける。と、右から左のワンツーを放ったイェン・シャオナンは、シングルレッグで簡単に2度目のテイクダウンを許してしまう。イェン・シャオナンはクローズドガードを取り、下からエルボーを入れる。ガデーリャも右エルボーを落としタイムアップに。ラウンドを取ったガデーリャの額に赤い筋が残っていた。

2R、ワンツーから右ハイ、ジャブで前に出るイェン・シャオナン、ワンツーからスリーにガデーリャが左を合わせる。左&右、そして左というコンビネーションで圧を掛けるイェン・シャオナンは、シングルを察知してかわしジャブを伸ばす。続いて内回し気味のサイドキックを見せるなどイェン・シャオナンが、リズムに乗って打撃戦を続ける。待ちの態勢のガデーリャが右を振るって前に出るも、逆に右のカウンターを被弾する。

ガデーリャもスイッチを見せて左フックをヒットさせるなど、ペースを譲り切らないように戦う。黙視戦の中盤戦を経て、残り10秒で組みに行ったガデーリャ、ここはケージに押し込むだけに留まった。

最終回、ジャブを伸ばし、ワンツーと同じテンポのイェン・シャオナンに対し、ガデーリャが組んでケージへ。両ワキを差されたイェン・シャオナンはヒザを入れ、右を差し替える。相四つでも組み勝っているのはガデーリャだ。それでもクラッチが切れると、パンチを放って離れたイェン・シャオナンがジャブ、組みを切ってヒザをボディに突き刺す。

ジャブが届かないガデーリャに対し、イェン・シャオナンはジャブを伸ばし制空権を支配する。そこに飛び込んでクリンチのガデーリャだが、初回のような力強い組みを見せることができない。それでも一度は押し込み返された状態から、もう1度体を入れ替え試合タイムは1分を切る。案の定、残り1分でブレイクが掛かり、両者が離れる。リスタート後すぐに右を伸ばしたイェン・シャオナンは、左ジャブを続け、タッチぐらいのパンチでリードする。最後の10秒はさらに踏み込んでパンチを入れたイェン・シャオナンが判定勝ちで、オクタゴン6連勝を決めた。

「コロナのなかで試合ができて、エキサイティングだった。ダナ・ホワイトが決めた試合をいつでも戦う。私を応援してくれる中国のボクシングファンとMMAファンの皆に感謝している」と勝者は話した。


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