【UFN100】ポーランドのヨッコが打ばかりか組み技でも強さみせ、ランク上位のレイチに判定勝利
<ミドル級/5分3R>
クシシュトフ・ヨッコ(ポーランド/15位)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ターレス・レイチ(ブラジル/11位)
ヨッコは左ミドルハイ、続いて左前蹴りを蹴っていく。左からの蹴りを多用するヨッコに組みついたレイチがケージに押し込みちエクダウンを狙う。右腕を差しシングルに移行したレイチだったが、ヨッコは右腕を差し返して体を入れ替えると、右エルボーを打って離れる。レイチは左フックを2発当て、左ハイをキャッチしてテイクダウンに成功する。ハーフガードからマウントを狙ったレイチだが、ヨッコが両足を戻す。
それでもブリッジに合わされ腕十字を仕掛けレイチ。これは極まらずヨッコがトップを奪う。右腕を差し上げてスイープを狙ったレイチの試みを潰したヨッコはエルボーを落とす。ハーフで揺さぶるレイチに対し、ヨッコはトップを取ったまま初回を戦い終えた、
2R、ヨッコの左に組みついてドライブしたレイチ。ヨッコは回り込んで離れると、スピニングバックキックをレイチのボディに蹴り込む。組み合いのなかで右アッパーを被弾したレイチの動きが止る。続くテイクダウン狙いをオーバーフックから崩したヨッコが、トップを奪う。鉄槌を落とすヨッコだが、レフェリーブレイクを要求した。
スタンドに戻った両者、レイチはダメージが残っているかパンチを振るう度に軸が乱れる。ヨッコはボディロックからテイクダウンを奪い、右のパウンドを放っていく。動けないレイチにパウンドとエルボーを連打したヨッコが2Rを取った。
最終回、右ジャブから左を伸ばすヨッコ。レイチのスタミナはどこまで持つか。左を被弾し揺れるレイチ。ヨッコが組みに地区とレイチはギロチンへ。これを外したヨッコだが、レイチはネルソンの状況でテイクダウンへ。すぐに立ち上がったヨッコが左を打ち込んで離れる。レイチも懸命に組みに行くが、またもオーバーフックでしっかりと潰すと、前転しながらガードを取るようにレイチが下になる。
ハーフガードから潜っておき画廊とするレイチの頭を潰して、トップをキープしたヨッコがパンチを落とす。正対してもガードを選択するほど疲弊しているレイチは左右のエルボーを落とされ、さらに右のパウンドを連打される。ゴツゴツという音を立てて右のパウンドを落としたヨッコは、試合終了直前にスタンドに戻り仁王立ちでレイチを見下ろした。
結果、3-0で勝利したヨッコは「タイで2カ月、6週間ATTで練習してきたんだ。そしてここで勝てた、とてもハッピーだよ」と語った。