【UFC216】ベガス在住のタヴァレスがレイチに大勝、「Las Vegas Strong!!」
<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
ターレス・レイチ(ブラジル)
タヴァレスが左ジャブ、レイチは左右のローを見せる。タヴァレスのローに対し、レイチはローのフェイクからハイキックを放っていく。タヴァレスも左ハイを繰り出すと、レイチが右ストレートを当てる。ロー、ジャブとタヴァレスのギアが上がり、レイチも近距離で思い切って右フックを放つ。
ジャブから右ストレート、続く左ハイを思い切り入れたタヴァレス。ふらついたレイチは組んでケージにタヴァレスを押し込むも、首相撲からヒザ蹴りを腹に受ける。ブレイク後、シングル&ショルダープッシュでドライブしたレイチだが、ここもブレイクが掛かる。レイチのワンツーにタヴァレスが右フックを当て、飛びヒザを狙ったところで初回が終わった。
2R、タヴァレスが左ミドル、レイチが右ハイを狙う。左ジャブで機先を制されるレイチだが、負けじと右フックを打って、左ジャブを伸ばす。鼻血を流しながら打撃戦に付き合うレイチは、左ミドルを腹に受ける。それでもシングルからボディロック、小外掛けでテイクダウンを狙うもタヴァレスも尻餅からすぐに立ち上がる。ケージ際のクリンチ合戦で、タヴァレスが足払いでレイチを転がせる。スタンドで待ち受けていたタヴァレスがローに右を合わせるなど、この回も優勢に試合を進めた。
最終回、ロー&ジャブを当てるタヴァレスをケージに押し込んだレイチが小外を狙う。ウィザード&内股のような形で耐えたタヴァレスが態勢をいれかえて離れる。左ジャブ、右ストレートとボクシングが冴えるタヴァレスに対し、レイチがボクシングで頑張れば、頑張るほどかに傷がつく。ついにマウスピースを吐き出したレイチは、ブレイク後に右ローで動きが止まる。
スラッピーなパンチを繰り返すレイチは右を2発受け、さらに右ローでついにマットに倒れ込む。レイチが立ち上がるのを待ったタヴァレスは、さらに右ローを蹴りダウンを奪うと、続くスタンド戦でダブルレッグを切ってクリンチ戦で時間の経過を待つ。ブレイク後、ダブルを切られて引き込んだレイチはパウンドを被弾しながらサバイブに徹するようになり、タイムアップを迎えた。
結果は当然、タヴァレスの判定勝ち。ラスベガス在住のタヴァレスは、「僕はハワイアンだけど、今週末はこの旗を掲げる(ネヴァダの週旗)。ラスベガス、ストロング」と話した。