【UFC239】間合いをコントロールし精度でガデーリャがマルコスから判定勝ち
<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ランダ・マルコス(カナダ)
まず右を見せるガデーリャ。マルコスのワンツーに右を合わせ、左ジャブを当てていく。マルコスも低い姿勢でケージの前を移動しながら右、左ジャブを伸ばす。ガデーリャは右アッパーから左フックを打ち、さらに左ジャブから右アッパーを当てていく。マルコスの右ローに右フックをカウンターで決めるなど、手数は少ないが試合をリードするガデーリャが鋭い左ローを繰り出す。続いて左ハイを放ったガデーリャはマルコスの前進に右を打ち込む。
左ジャブから右を放ったガデーリャに対し、ワンツーを返したマルコス。両者は距離が縮まり、ダーティーボクシングで殴り合う。離れたところでワンツーを入れたガデーリャだが、マルコスも右を返し首相撲からヒザを放って初回が終わった。
2R、低く構えるマルコスに対し、ガデーリャは左ミドルハイを見せる。続いて踏み込みながら左フックを当てる。マルコスも左ジャブを届かせるが、ガデーリャがステップインからワンツーを返す。マルコスの前進とコンビを待ち受けるガデーリャもショートの連打を繰り出すが、互いにビッグショットはない。初回と同様にダーティーボクシングで殴り合い、離れ際にマルコスが首相撲&ヒザを入れる。全く組技が見られないなかでマルコスはスピニングバックフィスト、ガデーリャが右ストレートを放つ。残り10秒で組みにったガデーリャだが、マルコスが防ぎ首相撲からヒザを突き上げた。
最終回、左右に回るマルコス、ガデーリャのワンツーに右を伸ばす。左から右を見せるガデーリャ、マルコスも見えてきており被弾する数は少ない。両者が同時に距離を詰めてワンツー、そして離れるとガデーリャの左フックをマルコスがかわしていく。アッパー&フックのガデーリャ、マルコスも右ロングアッパーを放つ。距離をとっての一瞬のパンチの交換が続き、ついにはブーイングが起こる。マルコスの前進に左ジャブを合わせるガデーリャも、慎重な試合に終始する。マルコスも前より左右の動きが多く、最後まで距離のコントロールという主導権争いが続いた一戦はフルマークでガデーリャが判定勝ちを収めた「喧嘩屋からスマートなガデーリャになったの」と話した。