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【UFC】水垣偉弥、粕谷優介、田中路教、安西信昌、中村K太郎、日本人UFCファイターの動向

UFC Japanese Fighters【写真】かつて岡見勇信が「トーナメント枠のないトーナメント戦、エンドレスなトーナメント戦」と評したUFCでの生き残り合戦に挑む日本人ファイター達(C)MMAPLANET

8月20日(土・現地時間)のUFC202でコディー・ガーブラントと対戦する水垣偉弥。そのUFC202から10月15日(土・同)のUFN97まで、UFCは9週連続の開催となり、出場選手のインターバルも短くなっている。まるで契約を遂行するかのごとく、対戦カードが続々と決まってく流れにあって、日本人選手の出場頻度もようやく上がってきた。ここでは今後の日本人選手の出場予定を纏めておきたい。


まずは冒頭にあるように8月20日のUFC202=ラスベガス・Tモバイル・アリーナ大会で、水垣がガーブラントと対戦する。世界王座への飽くなき渇望を抱き続ける日本のエースは、バンタム級の序列を変えるべき、オセロの大逆転現象を呼び起こすことを狙い、難敵との戦いに挑む。

水垣に続き、オクタゴンに足を踏みいれるのは粕谷優介だ。オハイオ州クリーブランドのクイックンローンズ・アリーナで行われるUFC203「Miocic vs Overeem」でデンマークのダミア・ハゾヴィッチと戦うことが決まっている。粕谷にとって昨年9月の日本大会以来のオクタゴン2戦目。ヒザの負傷をおして戦った初戦から1年、ともに初勝利を目指すハゾヴィッチ戦は継続参戦に向け負けられない戦いとなる。

9月25日(土・同)のブラジル・ブラジリア大会=UFN95「Cyborg vs Lansberg」には田中路教と安西信昌が参戦し、ハニ・ヤヒーラ、ルアン・ジャガスと相対する。田中は1月のジョー・ソト戦に続き、強力グラップラーを破りランク入りを目指す。一方、安西は粕谷と同様に昨年9月の日本大会以来、1年振りのオクタゴンでUFC2戦目のジャガスを相手に連勝を狙う。

現時点で次戦が決まっている日本人選手は、10月1日(土・同)のオレゴン州ポートランド大会=UFN96「Smolka vs Pettis」でエリゼウ・カポエイラ戦が決まった中村K太郎で最後だ。7月のスーフォールス大会におけるカイル・ノーク戦でキャリア最高といって良い勝ち方を収めたK太郎は、UFCの続々と決まるマッチメイクに完全の乗った形となり、わずか2カ月半のインターバルで次戦に臨むこととなった。

カポエイラの異名を持つムエタイを屈指する対戦相手はUFCで1勝1敗、MMA全体では15勝5敗のザッツ中堅的な選手だけに、ここでノーク戦のような勝ち方を挙げることができれば、さらなるビッグファイトを手にすることができる重要な戦いとなる。厳しい生き残り合戦が繰り広げられるUFC、サバイバー=タイトル戦線のステップアップという見方が成り立つ。日本人ファイターの生き残りに期待したい。

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