【RFC17】チアゴ・シウバを秒殺KO、イ・ユンジュン 「今の僕はタイトル挑戦できる力がある」
【写真】イ・ユンジュンはキャリア7勝2敗のチアゴ・シウバに勝利し、自らの戦績も7勝2敗とした(C)MMAPLANET
17日、韓国・ソウルのソウル・オリンピックホールで開催されたRFC17で、チアゴ・シウバを98秒で下したイ・ユンジュン。
昨年、日本の大塚隆史&釜谷真を下して一躍、日本でも存在を知られるようになったイ・ユンジュン、今年に入ってもこの勝利で3勝目、5連勝となり戦績も7勝2敗と大きく勝ち越すこととなった。そんな韓国バンタム級の新鋭を大会終了後にキャッチした。
――おめでとうございます。
「ありがとうございます」
――左ミドルは狙っていたのですか。
「ハイ。UFCバンタム級チャンピオンのTJ・ディラショー選手のスイッチしてからの蹴りを見て以来、ずっと使おうと思って練習してきました」
――日本人以外の外国人選手に勝利するのは初めてですか。
「デビュー戦だったPXCでブラジルのハファエル・ディアス選手と戦って負けているので、ブラジル人選手に勝ったのは初めてです。ただ、あの負けを気にすることは全くありませんでした。あの時はまだまだ経験が足らなかったですし、今の僕は力が全く違いますから」
――日本人選手の多くは欧米人、ブラジル人ファイターと戦う時、フィジカルで劣るという部分からスタートするのですが、イ・ユンジュン選手の場合はどうなのでしょうか。
「フィジカルの差に関しては、デビュー戦でも感じなかったですし、今回の試合も同じ気持ちです。ただコーチからは『力と力でいけば勝てないから、力で真っ向勝負するのではなく向こうの力を利用しろ』と言われていました」
――最初にテイクダウンを奪われましたが、すぐに立ち上がってトップを奪い返すことができました。
「僕がトップを取れたのは、チアゴ・シウバ選手が引き込んだからです。全くケガもなかったですし、10月でも12月でも試合を組んでもらえればいつでも戦えます」
――素晴らしいKO勝ちでしたが、次の目標は?
「もちろん次はタイトル挑戦──と言いたいのですが、決められた相手なら、誰とでも戦って勝ちます」
──チャンピオンのイ・ギルウが、昨年6月の王座奪取以来、一度も試合ができていません。この状況をどのように捉えていますか。
「防衛戦が行われていないことは残念です。ただ、イ・ギルウ選手のコンディションも関係していると思うので、僕は特に急いではいません」
──次戦がタイトル戦でない場合、誰に勝てば挑戦権が与えられると思っていますか。
「正直言って、今の僕なら誰と戦う必要もなく挑戦できる力があると思っています。そして、タイトル戦で勝つのは僕です。いつもチャンピオンになることを考えて戦っています」
――今日は試合後にわざわざ時間を作っていただきありがとうござまいました。次回も勢いのあるファイト、期待しています。
「ありがとうございます。いつでも、そういう試合をお見せします(笑)」